法学館憲法研究所は、憲法を系統的に研究し、個人の尊厳の実現をめざす非政府組織としての自由な研究機関です
  デザインが平和とつながっていく 2018年7月2日  
  菊地雅志さん(グラフィックデザイナー)  
 
 「憲法の積極的理念を広げる立場から」というお話なので、ちょっと関わってることから。
岐阜県恵那市生まれのフォークシンガー、笠木透さんが2005年春に『連根の会』を立ち上げ、その呼びかけで全国から無名の民が集まり、戦争を放棄した『憲法9条』を多くの人に広げようと『憲法フォークジャンボリー』が2005年に上野で開催されました。その後、その取り組みは各地で繰り広げられ、2007年から東京にて『憲法フォークジャンボリーin東京』として毎年夏に開催され、その取り組みに我が『フォークグループあじさい』も毎回、参加して、スタッフ、『表現者』にて取り組んでいます。


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作品:『憲法フォークジャンボリーin東京 2016』A4リーフレット
 自分はそのプログラムを作ったり、時々チラシを作ったりとお手伝いしています。出演者は『表現者』という形で、唄ったり、詩を朗読したり、三線の歌あり、一人芝居あり、八丈太鼓あり、紙芝居、川柳だったりと様々です。みなそれぞれが『憲法9条』への想いを様々な形で『表現』するのです。

 笠木透さんは「ヘタでもいいからオリジナルで自分を表現しなさい」と言っていました。そこではいろんな方たちと知り合いました。「オリジナル憲法ソング」を歌う真思惟さんともここで知り合いました。憲法の条文を独特な感じで歌い上げる姿にはとても感動しました。その後、真思惟さんのCDブックス『ドレミファ憲法』の制作にも声をかけていただき、カバーイラストを描きました。

 出版社の装丁の仕事でも、いくつか憲法関係の本の装丁を作っています。好きなデザインという仕事にても『憲法9条』の大切さに関われるチャンスがあり、デザインが平和とつながっていくことに使命を感じたりしています。

 なんだか日本が危ない方向にどんどん突き進んでいるように思えてなりません。そんな中、デザイナーもちゃんと理念を持ってデザインに関わらなくてはと思います。音楽でもそうです。ちゃんと思う気持ちを素直に表現し続けたいな〜と。『フォークグループあじさい』も毎年100人規模のホールにてうたいつづける<宴Cブを続けています。

 日常の生活をうたい、平和をうたい続けています。こうした様々なつながりが『憲法9条』ともつながっていくことを願っています。
菊地雅志(きくち まさし)さんのプロフィール

Kikuchi Design Office
東京出身のグラフィックデザイナー。広告の仕事を中心に仲間とデザインスタジオを設立し仕事をしたのち、現在はフリーで本の装丁を中心に幅広く仕事をしています。
プライベートでは『フォークグループあじさい』というアコースティックバンドにてオリジナルソングを中心に活動。毎年、『憲法フォークジャンボリーin東京』に参加。

当サイトに収載しているアート関連情報(1)(2)   CDブックス『ドレミファ憲法』