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人間の連帯とやさしさを描く傑作「人生、ここにあり」が大ヒット!

2011年8月8日


中橋真紀人さん(映画「人生、ここにあり」支援の会/イメージ・サテライト代表)


この夏に公開されているイタリア映画「人生、ここにあり!」は、社会派作品を生み出してきたイタリア映画の伝統を受け継ぐ素晴らしいものであると同時に、精神保健福祉の問題を市民に理解してもらうための優れた"入門編の教材"と言えるでしょう。この映画は、イタリアの精神保健福祉の世界において、画期的な改革(精神科病院を廃止し、地域の受け皿で治療しつつ自立生活を送れる制度の創設)を進めたトリエステのバザーリア医師の志を受け継ぐ趣旨で、1980年代、ミラノの精神科病院を舞台に、患者だった人々が、協同組合のもとで就労の場を自分達で作り、社会復帰を進めて行く物語で、統合失調症など精神疾患の治療を受けつつ、人生の再構築をめざす人々の思いと苦労を、笑いと涙のなかで、分かり易く描く感動的な劇映画です。
精神保健福祉の専門家も高く評価すると共に、障害当事者や家族など障害者福祉の関係者も強く共感しています。また、協同組合運動の方々からも"優れた教科書"と絶賛されています。
台風が過ぎた7月23日(土)、銀座シネスイッチでの公開が始まりました。1回目から長い行列ができ、上映開始には満席状態に……。観客の年代は中高年が中心ながら若い女性も目立ち、笑いや涙が広がるなど敏感に反応していました。1回目にはバリアフリー版(日本語吹替え・副音声つき)が上映されて、視覚障害のある方やバリアフリー版体験希望者など30名ほどがFM受信機を活用して鑑賞しました。

 

初日は計4回の上映で1,000名近くが鑑賞、1週目は5,000名とミニ・シアター系での大ヒット!

週末と金曜日(レディス・デイ:女性割引)は立ち見の大盛況となり、来場者のうち、当日券75%(あとは団体前売券25%)と観客層が広がっています。成功裡に始まった上映成績を映画館も重視し、上映期間の延長も検討する方向へ。現段階では8月末ごろまでは確実に上映されます。当初の興行成績を見ながら、更なる延長も検討されますので、ぜひ多くの方が早めに来場されるようお願いします。

◆上映時間=11:10/13:40/16:15/18:50 ●バリアフリー版上映=8月9日(火)18:50〜        
劇場売店では、漫画家の中村ユキさんの新著『マンガでわかる!統合失調症』や、同じテーマの劇映画『ふるさとをください』(きょうされん30周年記念作品:和歌山の施設「麦の郷」がモデル)DVD、「麦の郷」が作るお菓子などが販売され関心を集めています。

新聞各紙が絶賛!"見逃せない映画!"との評判広がる!!

公開の前日には、朝日・毎日・読売・日経・産経・東京の各紙が映画批評の記事を掲載。『生きる実感獲得へ奮闘』(読売)、『個性派集団の「市場参入」を痛快に温かく描く喜劇』(日経)、『映画の中のきれいごとだ、と斜に構えることを許さないリアリティーがある』(朝日)など、揃って高い評価と深い共感を示しました。

優れた評価と実績を受けて、公開劇場の拡大も――

東京の上映期間の延長が実現すると共に、埼玉・横浜など首都圏の映画館上映も浮上しています。大阪は8月20日(土)より梅田ガーデンシネマ、9月10日(土)から名古屋・名演小劇場と神戸・元町映画館、そして京都・福岡や仙台・山形・盛岡・八戸・福島も今秋に公開へ…! ≪詳細は作品HP http://jinsei-koko.com/参照≫

各地で自主上映の輪も広がる――

私達は、同じテーマの劇映画「ふるさとをください」の製作と上映活動の成果を踏まえ、この素晴らしいイタリア映画を日本各地で上映普及する取組みを始めています。映画館の上映を支援すると共に、地域や職場での自主上映会を展開する活動も始めています。上映会のご相談はイメージ・サテライトまで。【Tel 03−3511−7030/imagesatellite@hotmail.com

映画「人生、ここにあり」【原題:Si Puo Fare(『やればできるさ』)111分】【配給:エスパースサロウ/提供:新日本映画 /協力:イメージ・サテライト】 
≪推薦≫ 特例社団法人 日本精神科看護技術協会/社団法人 日本精神保健福祉士協会/きょうされん/日本労働者協同組合連合会/ワーカーズ・コレクティブ ネットワーク ジャパン  ≪2012年=国際協同組合年 認定事業作品≫

銀座シネスイッチ公開初日

 

◆中橋真紀人(なかはし まきと)さんのプロフィール

1951年大阪府生まれ。企画制作プロダクション『イメージ・サテライト』代表。
大学卒業後、映画の企画制作、配給、宣伝、上映の業務に携わり、「ふたりのイーダ」「こんにちはハーネス」「ひかりごけ」など、数々の作品に参加。1997年に自主製作で完成させたドキュメンタル・アニメーション「どんぐりの家」は全日本ろうあ連盟と共同作業所全国連絡会(現・きょうされん)の支援のもと、ユニークな草の根方式で3,300回、120万人を超える成果を上げ、障害者福祉の分野で大きな反響を呼んだ。また、1999年には日本で初めてろう者と聴者が共同して作った劇映画「アイ・ラヴ・ユー」の製作上映委員会事務局長、2001年には京都市と提携して製作された「アイ・ラヴ・フレンズ」と、2003年11月15日より九州先行上映中の「ウィニング・パス」(中田新一監督・松山ケンイチ主演)でもエグゼクティブ・プロデューサーを務めた。2003年には映画「こんばんは」をプロデュース。2005年、映画「9-NINE-憲法九条は訴える!』を製作。
2007年に、「きょうされん」(旧称:共同作業所全国連絡会)の30周年記念映画「ふるさとをください」(脚本:ジェームス三木)を製作。各地の共同作業所により1000ヶ所を越える地域で上映され、障害者への理解、特に精神障害者問題への啓発に大きな貢献をしている。2008年の全日本ろうあ連盟60周年記念映画「ゆずり葉」(脚本・監督:早瀬憲太郎=日本初のろう者の監督による一般劇映画で、メイン・キャストもろう者)では、製作アドバイザーを務め、翌年から配給・宣伝プロデューサーとして広報・上映を推進、6月の東京ロードショーでは単館系映画館では異例の大ヒット(2週間で5000名を越える盛況ぶり)を記録。その後、全国の聴覚障害者組織が軸になり、500ヶ所での上映会を展開している。




 
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