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うたごえ、青年、憲法

2015年6月8日



佐藤大介さん(日本のうたごえ全国協議会青年学生部長)


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―――佐藤さんは日本のうたごえ全国協議会青年学生部長として若者憲法集会(6月14日(日)に東京で開催)の呼びかけ人となっています。日本のうたごえ全国協議会青年学生部は憲法に関わってどんな考えを持ち、どんな活動をされているのでしょうか。
(佐藤さん)
 日本のうたごえ全国協議会は3つのスローガン=「うたごえは平和の力」「うたは闘いとともに」「うたごえは生きる力」を掲げて活動しています。この立場から平和憲法を守ろうという様々な取り組みにも積極的に参加しています。憲法記念日などのイベントではうたごえの仲間が歌でオープニングや送り出し、文化企画のなかで歌って励まし、イベントを盛り上げています。また、各地で取り組まれる平和行進にも積極的に参加しています。いま平和行進の際に歌われている「歩いていこう」もうたごえの仲間のオリジナル曲です。NPT再検討会議に向けての平和歌集などもつくり、多くの方に広げています。そんな活動には各地の青年が参加しています。
 私は歌が大好きなのですが、歌う場があること、歌えること、それは基本的に平和だからであり、平和憲法の意味は大きいと思っています。

―――いま青年は憲法についてどう思っているのでしょうか。佐藤さんはどのように見ていますか。
(佐藤さん)
 多くの青年は仕事が忙しくて、ほとんど自分の時間を持てず、社会のことを考える余裕がない状況だと思います。なんとかしたいと思いつつも、諦めてしまっている人が多いのではないでしょうか。
 ただ、最近は今のこの状況をなんとか変えようと思う青年、意欲的な青年が増えつつあるようにも感じています。ブラック企業の問題、ブラックバイトの問題などに関心を寄せ、問題解決を目指す学習会などに集まる青年が広がりつつあります。平和サークルなどに積極的に参加する、意欲的な大学生も増えてきています。また、若手弁護士が「あすわか」などの組織で憲法問題を熱心に取り組むようになっています。
 多方面で「なにかしたい」と、そのきっかけを求める青年が広がっているように思いますし、SNSなどでもそんなやりとりが交わされています。社会や憲法の問題に関心を持つ、そういう芽が青年の中であちこちに生まれてきているように感じています。

―――どうして青年がそのように変化してきているのか。佐藤さんはどのように考えますか。
(佐藤さん)
 いまどんどん弱肉強食の世の中になってきているからではないかと思います。青年などに対する雇い止めも横行しています。裁判所も労働者の生活と権利を守る主張をなかなか認めません。いまの社会はおかしい、と多くの青年が気づき始めているように思います。沖縄の問題もそうです。沖縄への米軍基地の押し付けに反対する運動や世論も広がっています。

―――佐藤さんは今後憲法の問題ではどのような活動を考えていますか。
(佐藤さん)
 先日私はNPT(核不拡散条約)再検討会議に際して核兵器廃絶をアピールするためにうたごえの仲間たちとニューヨーク行動に行ってきました。そこで一番強く感じたのは、被爆者の方を先頭とした日本の核兵器廃絶運動は世界に誇れる市民運動であり、この運動はもっと国際社会に広げていくことが大切だということでした。このことを自覚し、地道に活動を続けていきたいと思います。また、引き続き、各地の憲法集会などではうたごえを通じて参加者を励ましながら、ともに取り組んでいきたいと思います。

―――ありがとうございました。うたごえの運動が広がることを期待しています。引き続き憲法の問題でも連携できればと思います。


◆佐藤大介(さとう だいすけ)さんのプロフィール

日本のうたごえ全国協議会青年学生部長。京都市在住。「あきらめない」「声を束ねて」など青年・労働者を励ます歌を作詞・作曲。京都大学職員組合に勤務。


 





 
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