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今週の一言

 

『私たちは安全保障関連法案に反対します!』

2015年8月3日



共同行動参加者の声

 今回は、7月31日(金)に行われた『安全保障関連法案に反対する学生と学者の共同行動』に参加した方々にお話を聞きました。

<法学館憲法研究所 ヒアリング>

 当日は、砂防会館(東京・永田町)での共同集会の後、国会請願デモ、戦争法案に反対する国会前抗議行動が21時半すぎまで続きました。
 定員1200名の会場は、立ち見でも会場に入りきれず、ロビーまで人があふれていました。
共同集会は、第1部と第2部で、学生5名、学者4名の素晴らしいスピーチが行われました。

 スピーチはこちらで読むことができます。
http://oshidori-makoken.com/?p=1467

<ヒアリング内容>

(初参加の女子高校生)
―――今日はどんな思いで参加されましたか。
 普段ニュースを見ていて、総理大臣をはじめとする与党議員は、今回の法案について国民に十分な説明ができていないし、国民の理解も得られていないと思います。国民の理解が得られていないような法律を勝手につくるのは本当にやめてほしいです。周りの友達は社会の流れにあまり関心のない人も多いですが、インターネットでこの集会を知って、夏季休暇中で、いい機会だったので参加することにしました。

(友人と2人で参加した早稲田大学生)
―――参加したきっかけは
 安保関連法案に反対する学者の会のホームページやfacebookでこの集会を知って参加することにしました。
――――周りの学生の雰囲気はいかがですか。
 実際に行動していない人でも、よほどの右派でない限り、今の自民党のやり方には反対している人や安全保障関連法案は廃案にすべきと考えている人がほとんどだと思います。
―――安保関連法案に反対する理由
 一番の理由は、立憲主義は守ってほしいということです。僕は改憲論者で長期的には9条を変えたほうが良いと思っているのですが、憲法の文言を変えずに内容を変えるというのは最悪だと思います。安保関連法案は明らかに憲法に違反する内容ですし、9条を変えるか変えないかという議論以前の問題として、立憲主義を否定するような今の政府のやり方は許せません。
 一緒にきた友人は護憲論者なのですが、立憲主義の点では同じ思いということもあり、一緒に参加しました。最低限のこととして、政治は憲法の範囲内でやって欲しいです。

(大学生 女子)
――――集会やデモに参加するのは初めてですか?
 今回4回目になります。いま大学1年生なのですが、高校生の時に反原発のデモに参加したのが最初です。大学に入学して東京に出てきてから、毎週金曜日にやっているSEALDsの抗議行動に、一人で参加したり、友達と参加したりしています。
――――周りの学生もこの問題への関心は高いですか。
 とても多くの学生がこの問題に関心を持って行動していますが、大学の友人にはあまり関心をもっていない子も多く、温度差を感じています。大学の友人とも、この問題について話をしたいのですが、「難しいよね」と言われてしまって、あまり話すと「上から目線」と思われてしまいそうなので、いろいろ話したいのですが難しいところです。
―――反対する一番の理由を教えてください。
 やはり、立憲主義です。首相も内閣も与党の国会議員も憲法を尊重していないのは許せません。私の大学は、教員養成の大学なので憲法の授業では、卒業後公務員になったときには、国家公務員も地方公務員も憲法を尊重する義務があるということも学ぶのですが、国家公務員のトップともいえる内閣総理大臣や大臣ら、そして多くの国会議員がそろって憲法を無視して法案を成立させようとしていますよね。憲法の下にあるはずの法律を憲法より上位のものにしようとしていることが納得できません。
―――政府は抑止力を高めるためにスキのない軍備を、と言っていますが、この点どう思われますか。
 こちらが軍事力を高めれば相手もさらに軍事力を強化すると思いますし、威嚇して近隣諸国の不安を煽るだけで抑止力にはならないと思います。

(埼玉から友人と2人で参加した50代一般女性)
――――今日の集会に参加されたきっかけは
 SEALDsが毎週国会前で抗議行動をしているのは知っていたのですが、時間帯が遅いので、なかなかご一緒する機会がありませんでした。今回、この学生さんたちと学者がコラボするというのを新聞で知って、この機会に国会前のコールだけでなく、このような会場で学生さんのお話もしっかり聞きたいと思って来ました。
 若者がSEALDsというのを立ち上げたと知ったとき、ものすごく感動しました。これらの法案で一番影響があるのは彼らの世代です。彼らが政治の危機的状況に気づき、動いたというのはとても大きな意義があると思っています。老い先の短い高齢者だけでなく、若者世代が決起したということは、政治家にとっては、ものすごい驚異でしょう。いま、この先投票権を行使することになる中学生、高校生、そして、小さなお子さん連れのお母さん達が、国会前に集まって抗議行動をするようになっています。政治家にとって怖いのは、放射能でもなんでもなく、市民の一票ですから、相当な驚異を感じていると思います。
―――政府は抑止力を高めるためにスキのない軍備を、と言っていますが、この点どう思われますか。
 抑止力なんてお互い武器をもつだけの話だからキリがないし、お互い武器をもって抑止力を、という時代はもう終わったのです。そんなことは軍人の考える子供じみた話で、政治家はそのような意見を抑えて、別の方法でいかに良好な外交関係を築いていくかを真剣に考えなきゃいけない。その為に9条があるのですから。いま、きちんと外交のできる政治家がいないように思います。
 あとは、武器産業とお金の問題だと思っています。

(神奈川県から参加した30代一般女性)
―――政府は国民の理解が得られていないと言っていますが。
 国民は理解していないのではなくて、今回の法案が憲法に違反しているということを十分理解しています。だからこそこれだけ反対の声が上がっているんです。近隣の火事とかわけのわからないまやかしの説明で国民を騙そうとするのはいい加減やめてほしいです。
 明らかに違憲の安保関連法案は無効です。さっさと廃案にすべき違憲の法案の審議に時間をかけ、国民の血税を無駄にしないで欲しいです。
 最近の日本を取り巻く情勢が安全じゃないというのであれば、戦後70年の節目に首相として日中、日韓の問題について発言する機会もあるでしょうから、近隣諸国の理解を得られるような友好的な外交方針を打ち出していくよう努力すべきだと思います。そのような努力もしない政府に法案の必要性を理解しろと言われても無理な話です。

(埼玉県から参加した20代一般女性)
――――今回初参加ということですが、参加していかがでしたか。
 SEALDsの方々のスピーチも胸を打つお話で、初めてこのような集会に参加しましたが、こんなに大勢の人たちが、しっかり考えて、行動していることに感動しました。私もなにかやらなければという気持ちになりました。




 
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