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"「東京都平和祈念館(仮称)」建設をすすめる会"ホームページ開設

2016年11月14日



柴田桂馬さん(「東京都平和祈念館(仮称)」建設をすすめる会 世話人)

 「東京都平和祈念館(仮称)」建設をすすめる会は、このたびホームページを開設しました。これは会の代表世話人の児玉洋介氏のご尽力によるものです。
 東京は、かつて日本の政府と軍部がすすめた戦争のなかで、米軍による100回を超える空襲をうけ、10万人をこえる人々が犠牲になるなど、都民は極度の悲しみ苦しみの底に突き落とされました。
 このような体験から、広範な都民は再び戦争の惨禍を繰り返してはしてはならないとの思いを募らせ、都内各地で戦争犠牲者を追悼する集いや戦争の惨禍を語り継ぐ集い、憲法や平和を学ぶ集いなどを開催してきました。
 こうしたなかで東京都は、(美濃部都政のもとで)有馬頼義さん、早乙女勝元さんや松浦総三さん、橋本代志子さんなど「東京空襲を記録する会」が調査・編集した「東京大空襲・戦災誌」(1973年3月10日)の発行を支援しました。
 さらに都は、早乙女勝元さん、松浦総三さんなどによる「東京空襲資料館」建設の運動や非核東京都宣言実現を求める運動の広がりの中で、(鈴木都政のもとで)3月10日を「東京都平和の日」とする条例を公布・施行(1990年7月)、その後毎年この「平和の日」には記念式典・行事を開催しています。
 1992年6月には都知事のもとに「東京都平和記念館基本構想懇談会」を発足させ、1993年7月には同懇談会が都知事に報告、1995年3月10日の「平和の日」記念式典では「都民平和アピール」を発表するなど、平和施策をすすめてきました。
 「東京都平和記念館基本構想懇談会」が都知事に報告した「平和記念館」の基本的な性格としては、次のようなことを挙げています
 1、東京空襲の犠牲者を悼み、都民の戦争体験を継承すること。
 2、平和を学び、考えること。
 3、21世紀にむけた東京の平和のシンボルとすること。
 4、平和に関する情報のセンターとすること。
 また、1995年3月10日に開催した「東京都平和の日」記念式典の参加者一同が賛成して採択した「都民平和アピール」は、「平和は、何ものにもまさってすべての基礎をなす条件です。日本国憲法が基本理念とする恒久の平和は、私たちすべての願いであり、人類共通の目標です。私たちは、軍縮と核兵器の廃絶を機会あるごとに強く訴え、戦争の惨禍を再び繰り返さないことを誓います」と力強く訴えています。
 そしてこのような「平和アピール」や「平和祈念館(仮称)」建設に賛同し、期待した広範な都民からは、5000点にのぼる資料が寄せられました。
 ところが、かつて日本がすすめた戦争を「アジア解放の戦争だった」などとする一部極右の都議と、それに迎合した石原都政になってから、東京都は都議会各会派代表や有識者が名を連ねる「平和の日」記念行事企画検討委員会をいっさい開催せず、「東京都平和祈念館(仮称)」建設のための努力を一切放棄し、都民から集めた資料はほとんど倉庫にしまい込んだままにするというように、都民の願いに逆行する、まったく無責任な都政をすすめてきたのです。
 このようなことから、かつての戦争の惨禍を風化させず、空襲で10万人をこえる人々が犠牲となった惨禍を、後世に伝え、再び戦争の惨禍を繰り返さない拠点を東京に建設しようと立ち上がって、発足させたのが「東京都平和祈念館(仮称)」建設をすすめる会です。
 会の発足は2000年12月です。
 具体的には、東京都知事への要請、都議会に宛ての署名・陳情、2月、6月、10月と年3回「東京に平和祈念館を」の会報の発行、12月に周年のつどいの開催、6月ころに空襲被災地を訪ねるフィールドワークなどと多彩な活動を繰り広げてきました。
 2020年には東京でオリンピック・パラリンピックが開催されます。この祭典は平和と友好を趣旨に開催されるものです。
 東京に「平和祈念館(仮称)」を建設することは、東京が平和の国際都市であることの証であり、拠点であることを示すものです。それだけに、オリンピック・パラリンピックの東京開催の意義を高めることになるものです。
 私たちは、これまでにもまして「東京都平和祈念館(仮称)」建設の運動を大きく発展させていこうと考えています。
 いま、会がホームページを開設したことは、広範な都民の皆さんにこうした意義を広め、世論を高めていく上で非常に大事な活動の一つと思っています。ぜひ皆様のこれまで以上のご理解ご支援をお願いします。
 なお、12月2日(金)には、午後6時半から、豊島区立生活産業プラザ8階多目的ホールで、16周年のつどいを開催します。
 第1部は、石山久男さんの司会で『「戦争法」廃止のたたかいと「平和祈念館(仮称)」建設の意義』と題してのシンポジウムを企画しております。シンポジストとテーマは、元都議会議員の池山鉄夫さんが『「東京都平和記念館基本構想懇談会」の回想』、ジャーナリストの志葉玲さんが、『新たな戦争の危機—南スーダンの情勢と自衛隊派兵が意味するもの』、東京都教職員組合副委員長の糀谷陽子さんが、『教育現場から考える「東京都平和祈念館(仮称)」』などと題して発言します。このあと第2部で会の総会をおこないます。会員でない方も趣旨に賛成されるかたはどなたでも参加できます。お待ちしております。

「東京都平和祈念館(仮称)」建設をすすめる会 16周年のつどい(東京・豊島区)
   12月2日(金)18時30分開会
  豊島区生活産業プラザ多目的ホ−ル

"「東京都平和祈念館(仮称)」建設をすすめる会"ホームページ
e-mailアドレス tokyo.peace.m.m@gmail,com

◆柴田桂馬(しばた けいま)さんのプロフィール

1930年4月10日、東京生まれ
早稲田大学工業高等学校機械科卒
早稲田大学学生自治会執行委員
全日本金属労組東洋電極分会書記長
その後平和運動に専従
東京平和委員会事務局長
東京原水協事務局長・代表理事
九条の会東京連絡会事務局



 



 
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