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2017年5月22日



辻 仁美さん(安保関連法に反対するママの会@埼玉・未来のための公共)

はじめに 
「テロ等準備罪」と名付けられた平成の治安維持法と言われる「共謀罪」が明日(2017年5月23日)にも衆院本会議で強行採決されようとしている。
国民の8割が時期早尚と言っていたのにもかかわらず安保法制が強行採決された一昨年以降、安倍政権の憲法軽視・国会軽視・国民軽視の強権的で独裁的な姿勢は加速度的に深化している。
私は「テロ等準備罪」のテロとは、私たち抵抗する市民の行動を指しているのではと思っている。
今私たちはまたしても国のあり方を大きく変える歴史の岐路に立たされている。

活動の経緯とママの会・未来のための公共のこと
私は3.11の震災前までは、転勤族の夫について全国を転々としながら子育てをする教育熱心だけど政治に特に関心を持たないノンポリ主婦だった。
原発事故以来、政府の出す情報がおかしいのではないかと思うことが重なり、クリーンで安全なエネルギーと教わってきた原発についても、放射能のことや食の安全に関しても自分で学び考え行動しなければと思うようになり、子どもを守るための市民活動をするようになった。
また近所にお住まいだった、広島で被ばくし、医師として被ばく者に寄り添い内部被ばく問題に取り組んでいた肥田舜太郎先生のサポートをする中で、肥田先生の生き様と戦争の悲惨さ・原爆の実相を知ったことが今の活動の原点となっている。愚直に反戦を訴え、平和な社会を次世代に繋いでいくことの大切さ尊さを思う。(肥田舜太郎先生は今年3月に100歳でお亡くなりになった。ご冥福をお祈りしたい。)
その延長線上に一昨年の7月に参加した「だれの子どももころさせない」をたった一つの合言葉にした「安保関連法に反対するママの会@埼玉」の活動、そして今年3月に立ち上がった「未来のための公共」の活動がある。
「未来のための公共」は今の政治に対しての思い(不安や不満)を共有し、対等に話し合い共に考えるための場を作りたいと考え結成された。
若者やお父さんやお母さんなどの多様な属性を持つ幅広い年代で構成されていて、マルチイシューで民主主義を守り発展させるためのプラットホーム作りを目指す個人の集まりである。主に毎週金曜日の夜国会前で声を上げている。


毎週金曜日の国会前での抗議行動

今後のこと
今、踏ん張らなければいけない土壇場なので、5月12日の国会前の抗議行動では共謀罪のワンイシューで声を上げた。テレビ朝日の報道ステーションもその様子を生放送してくれた。
「例えば安保法制の時もそうでしたけど、国会前のデモをテロ行為だと言った政治家もいるわけですよね。今ここにいる人たちが、一般人かどうか、この判断も捜査機関の恣意的判断で、ここに加わっていることで自分が、何か嫌疑をかけられ、取り調べを受けるのではないかと思えば、この場所にもいかなくなるでしょうね。まあ普通に考えればそうなるでしょう。」というコメントと共に。
声を上げることができなくなる。自分の思いを表現することができなくなる。
そんな暗黒の時代がすぐそこまでやってきていると思うと正直怖い。
でも、私は諦めない。物言わぬ民になんてなるものか。声を上げ続けたい。
だってそれが私の憲法12条なのだから。
本当はだれもが政治の当事者で、おかしいと思ったことは当事者が声を上げなければ社会は変わっていかないし政府の暴走は止められない。共謀罪なんて自分とは関係ないし、政治はまだまだ遠い世界と感じる方もたくさんいる。でも私がそうだったように関心のあることや何かきっかけさえあれば、暮らしは政治そのものと気づける。そして全てが地続きであり繋がっていることも気づけるのだ。
「Think Globally, Act Locally」という言葉がある。大きな視野で考えて地域で行動せよということだ。地域でも生活に根ざした身近な切り口でアプローチし、対話の中から人の輪を広げていくが大切だと痛感している。地域でも仲間と政治を語れるコミュニティづくりをしようと計画中だ。風が吹いても折れない柳のようなしなやかさと、決して諦めないしぶとさを持って活動し続けたい。

安保関連法に反対するママの会@埼玉
安保法制違憲訴訟
未来のための公共
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ベテランズ・フォー・ピース ジャパン(平和を求める元自衛官と市民の会)
http://vfpjp.org/(準備中)
映画「不思議なクニの憲法」

◆辻 仁美(つじ ひとみ)さんのプロフィール

埼玉県在住 一男一女の母。
2015年7月安保関連法に反対するママの会@埼玉を結成。
同9月安保法制違憲訴訟原告として東京地裁で意見陳述。
松井久子監督のドキュメンタリー映画「不思議なクニの憲法」出演者。
2017年3月「未来のための公共」参加。
同5月まちづくりパーティーズ(埼玉で政治を語ろう)立ち上げ。
同6月ベテランズ・フォー・ピース ジャパン 立ち上げ準備 事務局メンバー。





 



 
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