法学館憲法研究所は、憲法を系統的に研究し、個人の尊厳の実現をめざす非政府組織としての自由な研究機関です

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政治と選挙制度の大改革へ
 − 【講演と対談】「政治と憲法」(11/4)でそのあり方を提起する

2012年10月22日

 2012年10月17日、最高裁は、投票価値の格差を理由とする2010年参議院選挙無効請求訴訟について、請求を棄却しましたが、「投票価値の不均衡は、違憲の問題が生ずる程度の著しい不平等状態に至っていたというほかはない」旨の判決を言い渡しました。判決は「単に一部の選挙区の定数を増減するにとどまらず、都道府県を単位として各選挙区の定数を設定する現行の方式をしかるべき形で改めるなど、現行の選挙制度の仕組み自体の見直しを内容とする立法的措置を講じ、できるだけ速やかに違憲の問題が生ずる前記の不平等状態を解消する必要がある」とも述べました。
 最高裁は2011年3月25日、衆議員選挙制度についても「憲法の投票価値の平等の要求に反する状態に至っていた」と認定しており、これで国会両院の選挙制度が「違憲状態」だとされました。
 この間国会の衆議院選挙制度改革の検討は進展しませんでしたが、今後国会は参議院の選挙制度改革も含めた改革を余儀なくされることになりました。この改革は、これまでの都道府県を単位とした選挙の方式の見直しを含むものとなり、さらには国会議員定数削減の動きや参議院廃止論とも連動しながら、今後の展開はまったく予断を許さない状況になりました。
 当研究所の伊藤所長は「一人一票実現」を求める運動の先頭に立ってきましたが、いよいよ国会で選挙制度の具体的な改革の検討が始まろうとしています。こうした重大な情勢の中で当研究所が11月4日(日)に開催する【講演と対談】「政治と憲法 −選挙制度・政党を考える」では森英樹・名古屋大学名誉教授がそのあり方を提起し、浦部法穂・法学館憲法研究所顧問(=神戸大学名誉教授)と対談します。多くの方々にご参加いただきたく、ご案内します。

「政治と憲法 −選挙制度・政党のあり方」
【日時】2012年11月4日(日)15:00〜17:30
【会場】伊藤塾東京校
【講演】森英樹氏(名古屋大学名誉教授)
    (森氏の講演後、森氏と浦部法穂・法学館憲法研究所顧問=神戸大名誉教授が対談)
【参加費】1,000円(法学館憲法研究所賛助会員・伊藤塾塾生・学生は500円)
     *リレー対談「日本社会と憲法」全3回分の参加費支払い済みの方の今回の参加費は不要です。
【事前予約制】メールかFAX(03-3780-0130)でお申し込みください。
【主催】法学館憲法研究所
【後援:伊藤塾

  <森英樹・名古屋大学名誉教授関連情報>

   論文「『憲法と政党』再訪
   書籍『検証・論理なき「政治改革」
   論文「投票価値の平等、議員定数、選挙制度を考える基本的前提
   論文「3・11が問いかけたもの −憲法で診る
   座談会録「日本国憲法の原点と現点
   論文「総選挙・政権交代と憲法
   論文「改憲問題の現在(いま)−『壊憲』にどう対抗するのか
   論文「戦後法学と憲法
   論文「憲法改定をめぐるドイツと日本
   『続・憲法改正問題』への序文

   憲法25条を本質的に理解する − 森英樹教授講演会(2008年11月15日)
   講演録「自民党新憲法草案が出された背景とその危険性
   講演録「自民党の新憲法草案の内容と問題点

  <浦部法穂・法学館憲法研究所顧問関連情報>

   憲法時評「違憲状態」の国会
   憲法時評「政党とは何なのか?
   憲法時評「民主主義とは何か
   憲法時評「民主主義と独裁
   憲法時評「政党の名前
   憲法時評「一票の格差
   憲法時評「議員立法
   憲法時評「連立政権
   憲法時評「政権交代
   憲法時評「政治と金

<森英樹氏>
名古屋大学法学部長、同大理事・副総長、龍谷大学法科大学院教授を歴任。名古屋大学名誉教授。法学館憲法研究所客員研究員。日本学術会議会員・同学術と社会常置委員会委員長・全国憲法研究会代表・民主主義科学者協会法律部会副理事長なども歴任。愛知憲法会議事務局長を長年務め、現在憲法会議代表委員。
主な著書に、『検証・論理なき「政治改革」』(大月書店)、『新版・主権者はきみだ』(岩波ジュニア新書)、『市民的公共圏形成の可能性』(編著、日本評論社)、『現代憲法における安全』(編著、日本評論社)、『3・11と憲法』(白藤博行らと共編著、日本評論社)、『国家と自由・再論』(樋口陽一らと共編著、日本評論社)、など。

【浦部法穂・法学館憲法研究所顧問】
神戸大学法学部長・副学長、名古屋大学大学院法学研究科教授を経て、現在法学館憲法研究所顧問、神戸大学名誉教授。法学館憲法研究所の公開研究会や公共訴訟研究会などの研究活動を主宰。「浦部法穂の憲法時評」 を連載中。
主な著書に、『違憲審査の基準』(頸草書房)、『いま、憲法学を問う』(共編著)(日本評論社)、『法科大学院ケースブック 憲法』(共編著)(日本評論社)、『憲法学教室(全訂第二版)』(日本評論社)、『憲法時評 2009-2011』(HuRP出版)、『憲法の本・改訂版』(共栄書房)など。



 

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