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全国憲法研究会主催、 憲法記念集会(5/3)開催さる

2016年5月9日

 2016年5月3日(火)、青山学院大学にて「全国憲法研究会」主催の憲法記念講演会が開催されました。会場の階段式大教室は立ち見も含めて超満員となり、学生から年配者まで多くの市民が熱心に聴講しました。

 講演会の冒頭、全国憲法研究会代表の長谷部恭男早稲田大学教授の挨拶があり、現在は今までにない立憲主義の危機であるという指摘がなされました。

 最初の講演者は、歴史学者の石田勇治東京大学教授でした。「ヒトラーと現代ドイツ〜文明国の失敗から今、何を考える?」と銘打ったタイトルで、ワイマール共和国がヒトラー政権を生んでしまった経緯を語りました。ワイマール憲法48条の大統領緊急令が濫発され、その後に授権法成立に至る事情と、ドイツ国民がたちまちヒトラーの支配を受け入れてしまった歴史が語られました。
 戦後ドイツに関しては、日本国憲法と違いドイツ基本法がしばしば改正されたと言われるが、基本法には改正できない永久条項があることが指摘されました。また、ドイツにある非常事態法は、自民党改憲草案の緊急事態条項とは異なり、議会の深い関与を認め、更に抵抗権の創設まで認めているものであるとの紹介もありました。

 次の講演者は、憲法学者の木村草太首都大学東京教授でした。タイトルは「集団的自衛権の三国志演義」というユニークなもので、ここ数年の安保法制成立までの出来事や集団的自衛権に関する憲法解釈の論拠の違いを、三国志演義の登場人物やエピソードに重ね、ユーモアと皮肉を効かせた語り口で、会場はしばしば爆笑に包まれました。
 「憲法9条は、何を禁止しているのか?」→「憲法9条の例外を認める根拠はあるのか?」→「憲法13条でどこまで例外が許容できるか」というチャートで分かれる三つの立場を、三国時代の魏・蜀・呉になぞらえて分類するという一見趣味的な、それでも説得力あるタイトル通りの講演がなされました。

「全国憲法研究会」

(法学館憲法研究所事務局)


 

 

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