教員が集う 中高生のための映像教室 『憲法を観る』
 
 
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『憲法を観る』を視聴
2011年3月21日
 
県立高校教員
 

*山口県高教組が、2010年10月23日、24日に開催した2010高教組基礎講座の中で、『憲法を観る』の視聴が行なわれ、高校生が発言しました。その記事を機関紙「山口県高教組」より転載します。

 第2講座は、DVD「中高生のための映像教室『憲法を観る』」の第1章と第5章を視聴し、その後、実際に高校生から意見発表をしてもらった。
  まず、第1章では、「すべて国民は個人として尊重される」という憲法13条に焦点を当て、学校生活のルールを守ることと個人の尊重について考え、いじめ問題の本質や子どもの権利条約について理解を深めた。さらに表現の自由、教育を受ける権利等についても言及し、憲法を見つめ直す機会となった。
  次に第5章では、「国民主権」と「民主政治」の在り方について、歴史的な変遷を追った。ナチス党の例からは、情報の統制化や世論の操作に対する恐ろしさを知った。冤罪の足利事件の例からも、情報を批判的に受け止めて判断することの大切さを痛感した。人権は人類の普遍的な価値ではなく、戦って勝ち取り維持すべきものであって、主張しないと消えてしまうものであることを改めて認識させられた。
  高校生の意見発表では、女子生徒が平和集会に参加した体験や自身といじめ問題との関わりに触れ、核兵器の問題や個人の尊重について、今後も積極的に学ぶ意欲を語った。また、男子生徒は、大学受験の勉強以外にも、人生をより豊かに生きるために大切なことがあると熱く語った。
  未来を支えていく高校生から力強いメッセージをもらい、こちらもおおいに勇気づけられた。全国高校生交流会の中核となる二人には会の成功を心から祈りたい。

※本稿は、山口県高教組の機関紙「山口県高教組2010年12月5日発行 第1494号」に掲載された原稿を山口県高教組のご了解の下、補正し転載したものです。