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第21回「遡って処罰されず、不利益な再審を強いられない権利」
2011年5月30日
 

 ある人によって犯罪ではない行為がおこなわれ、その後その行為を犯罪とする法律がつくられたとしても、日本国憲法第39条はその人を遡って処罰することを禁止しています。それは「法律なければ犯罪なし」、また「法律なければ刑罰なし」として標語化されている罪刑法定主義の内容でもあります。39条では、無罪が確定したあとになって再びその事件を蒸し返すような被告人に不利益な再審をすることも禁止されます。
  これらも戦前の刑事裁判の反省をふまえ、被告人の権利として日本国憲法に明記されました。
  ただ、一審判決で無罪になっても検察官が上訴することは許されるとされており、これは問題だと指摘されます。

第39条 何人も、実行の時に適法であった行為又は既に無罪とされた行為については、刑事上の責任を問はれない。又、同一の犯罪について、重ねて刑事上の責任を問はれない。

 
【「遡って処罰されず、不利益な再審を強いられない権利」を理解するために有益なページ
「日本国憲法 逐条解説 第39条」   「遡及処罰の禁止」