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テレビドラマ「坂の上の雲」

Y・S
                              

 司馬遼太郎氏の「坂の上の雲」はかつての日本のアジアへの侵略を美化するところがあるとの批判があったが、NHKによってドラマ化され、放映された。
 司馬遼太郎氏は明治憲法に対して基本的に肯定的なスタンスを取っている。そして日本が大陸に進出することのなったのも、それは「統帥権」という「異胎」が後の昭和における軍部の暴走を招いたという立場をとる。
 「坂の上の雲」も司馬氏の明治憲法に対する積極評価の投影と見ることができるのではないだろうか。当時の軍人・閣僚たちのおおらかでありながら芯の通った人物像を描いていることがそれを物語っている。
 ところで、憲法もまた、制度の側面とそれを運用する人間の側面に分けて考えることもできるのではないだろうか。作品の表題の由来となった「明治という時代人」の体質のように、「前をのみ見つめて歩く」気概が備わっていれば、制度に拘わらずに憲法を実践することも可能なのかもしれないと、私はドラマを見て思った。
 現在の日本は「坂の上の雲」の当時とは逆に新興諸国から追い上げられる立場にある。後ろを向きながらの歩行を余儀なくされている。坂の上にたなびく雲は日本国憲法だろうか。それを見つめる心の余裕を取り戻したとき、日本の再生が訪れることを信じてやまない。

 * テレビドラマ「坂の上の雲」の公式サイトはこちら

<法学館憲法研究所事務局より>
 当サイトの「今週の一言」のページに、2009年11月30日に、「NHKは、なぜ、いま「坂の上の雲」なのか…?」二橋元長さん(日本機関紙協会埼玉県本部事務局長)を掲載しました。ご参考までにご案内します。こちら

 
                              

 

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