法学館憲法研究所は、憲法を系統的に研究し、個人の尊厳の実現をめざす非政府組織としての自由な研究機関です

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映画「誰が為に鐘は鳴る」

H・O
                              


 スペイン内戦(1936〜1939)では、ドイツ・イタリアのファシズム国家の支援を受けたフランコ将軍らが指揮を執る軍部が、ソ連を中心とする国際義勇軍の支援を受けた人民戦線を、激しい戦闘のなかで制圧しました。フランコは第二次世界大戦後も独裁体制を敷き君臨しました。
 この映画は、スペイン内乱に義勇兵として参加したアメリカ人がスペイン軍部の支配に抵抗していたレジスタンスとともに戦った様を描いています。また、そのアメリカ人がレジスタンスの中にいたスペイン人女性と愛し合うことになった姿も描いています。
 スペインの民衆はやがてフランコの独裁体制を打ち破りましたが、長い年月がかかりました。
 これまで少なくない国で自由を求める国民のたたかいが実を結び、自由主義を憲法に謳う国家体制が築かれてきました。そして、たたかいの末に勝ち取った新体制と憲法にそれぞれの国民が誇りを持つようになっていきました。
 ただ、日本の事情は少し違います。日本でも自由を求める国民のたたかいがあり、それがこんにちの憲法に反映しました。しかし、日本国憲法の制定には当時の国際社会の意向がより強く働いたのではないでしょうか。その結果、日本国民の中に憲法の平和主義への支持が根強いことは重要ですが、憲法それ自体を大事にしようという認識は十分には定着してきていないように思われます。
 この映画を観て、国民の権利を守るために国家権力を制限するという立憲主義の考え方を日本社会に広める必要性をあらためて感じました。

【映画情報】
製作国:米国
製作年:1943年
上映時間:170分
監督:サム・ウッド
出演:ゲーリー・クーパー、イングリッド・バーグマン、エイキム・タミロフ、カティナ・パクシノウ、ほか

<法学館憲法研究所事務局から>
 当研究所が開催する「2013年憲法フォーラム」の第1回のテーマは「立憲主義という考え方」です。参加者から質問・問題意識を出していただき、伊藤真所長と浦部法穂顧問と議論する場になりますので、多くの方々のご参加をお待ちしています。

 
                              

 

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