法学館憲法研究所は、憲法を系統的に研究し、個人の尊厳の実現をめざす非政府組織としての自由な研究機関です

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憲法情報Now<シネマ・DE・憲法>

 

映画「真空地帯」

H・O
                              


 刑務所から出所して軍隊に戻ってきた木谷一等兵。彼は軍隊上層部内の"権力あらそい"に巻き込まれており、やがて不当な理由で戦地に送られようとしていることを知り・・・。
 戦時中の歩兵隊の様子を描いた映画です。戦地への派遣を前に訓練と準備の日々を送る歩兵隊。そこでは、お国のために死をいとわず戦う精神が培われます。上官の命令はすべて天皇の命令だとされ絶対服従を強いられます。一人が失態を起こすと同じ年に入隊した全員の連帯責任とされ、上官からのビンタを浴びます。柱にへばりつかせミンミンゼミのように泣けと命ぜられます。そこでは、第二次大戦時に日本が同盟を結ぶドイツ軍がやがて劣勢になっていく国際情勢についての情報に接することも、社会科学のついての文献を読むこともご法度で、見つかれば凄まじい制裁を加えられることになります。
 そんな軍隊とそこでの生活の悲惨さ・理不尽さを描く作品ではありますが、実際には多くの兵士が戦地に派遣されることを避けたいと思っていることもよくわかる作品になっています。そして、軍隊上層部の悪態を抉り出しています。
 戦争放棄・戦力不保持の現憲法を「改正」し、いままた軍隊を創設しようという動きが急速に高まってきている今、軍隊の実態についてのリアルな認識を広げることも重要だと思われます。

【映画情報】
製作年:1952年
時間:129分
監督:山本薩夫
原作:野間宏
出演:木村功、下元勉、川島雄夫、三島雅夫、ほか

 

<法学館憲法研究所事務局から>
 「法学館憲法研究所2013憲法フォーラム」の第3回「憲法9条を守るということ」(12月9日(月))では森英樹名古屋大名誉教授が伊藤所長とともにコーディネーターを務め、参加者とともに議論します。多くの方々にご参加いただきたいと思います。
 このような議論は、たとえば上記のような、戦争・軍隊というものの現実にも目を向けることによって、より深まることになるでしょう。

 
                              

 

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