法学館憲法研究所は、憲法を系統的に研究し、個人の尊厳の実現をめざす非政府組織としての自由な研究機関です

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映画「小さいおうち」

H・O
                              


 戦前から戦中にかけて"小さいおうち"で女中として奉公したときの出来事を振り返る物語で、人々が戦争をする社会に翻弄された当時の世相が描かれています。
 戦争の悲惨なシーンはほとんどなく、"小さいおうち"と言うより瀟洒な家を持ち、女中を雇えるような上流家庭での不倫事件が展開するのですが、筆者は、おそらく山田洋次監督は、いまの時代は戦争に突入していった当時の様相と類似しているのではないかという警鐘を発することに作品の狙いをおいたのではないか、という気がします。"普通の"生活をしている人々が戦争をどうとらえていたかを辿ることによってそれを浮き彫りにしようとしたのではないか、という気がします。
 東京でのオリンピック開催に期待を寄せる人々、中国での経済的利益の拡大にほくそえむ人々、中国・南京陥落を記念する百貨店のバーゲンセールを喜ぶ人々、ハワイ真珠湾攻撃の成功に万歳を叫ぶ人々、などの姿から、いまを生きる人々の中にも同じような風潮があるのではないか、こんにちの平和憲法の誕生の背景には戦争に突き進んでいった歴史への反省があるのではないか、というようなことを語り合う機会にしたいと思いました。
 憲法という観点では、当時の封建的家族関係、男中心社会の実態を改めて知ることにもなりました。

【映画情報】
製作年:2014年
上映時間:2時間16分
監督:山田洋次
出演:松たか子、黒木華、片岡孝太郎、吉岡秀隆、妻夫木聡、ほか
*現在全国各地で上映中。公式サイトはこちら
 

<法学館憲法研究所事務局から>
 この映画の監督・山田洋次さんは、当研究所も製作・普及を進めているドキュメンタリー映画「戦争をしない国 日本」の「成功させる会呼びかけ人代表」のお一人として名を連ねていただいています。

 
                              

 

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