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論稿「伊丹万作をめぐって −志賀直哉からの日本映画史の試み」

H・O
                              


 映画監督・伊丹万作は映画『赤西蠣太(あかにしかきた)』を製作する際、その原作に大胆な脚色が加えました。その原作者である大家・志賀直哉は複雑な心境にありながらも、伊丹万作の才能に一目置くことになったようです。筆者である映画史研究者・吉村英夫さんは二人の当時の発言などから、そこには、戦争に突き進む当時の社会に違和感を抱いていた二人の共通点にもとづくところがあったことを導き出します。そして、伊丹万作による映画『無法松の一生』のシナリオが、いまも活躍する映画監督・山田洋次さんに大きな影響を及ぼしたことも吉村さんは明らかにします。
 日本映画の歴史を語る水源に伊丹万作をすえ、監督など映画に関わる8人がリベラルでヒューマンな日本映画の系譜をつないできたというのが、吉村さんによるこの論稿での「日本映画史の試みスケッチ」です。吉村さんは、この系譜には反戦平和的な姿勢が貫かれていると述べています。
 日本映画の誕生からこんにちまでの時期は、戦争に突き進んでいった戦前・戦中から平和憲法にもとづく日本社会が形成された戦後の時期と言うことができます。映画関係者の平和憲法へ思いの継承は、これからも良質な映画づくりを後押しすることになることでしょう。そんなことを感じさせてくれる論稿です。

 この論稿は雑誌「季論21 2014年冬」(本の泉社)に収載されています。

<法学館憲法研究所事務局から>
 この論稿で紹介されている山田洋次監督は、当研究所も製作に関わったドキュメンタリー映画「戦争をしない国 日本」の製作・普及を成功させる会の呼びかけ人です。「戦争をする国」づくりが進められようとしている社会状況の中で、この作品およびその続編「STOP戦争への道」ともども各地に広がっています。


 
                                                           


 

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