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映画「南部軍」

H・O
                                                           


  朝鮮戦争の際に韓国軍と対峙したパルチザン=南部軍を描いた映画です。
 日本の支配からの解放後、朝鮮半島にソ連軍とアメリカ軍が侵攻し、朝鮮半島が南北に分断されることになりました。そして朝鮮民族同士がたたかう朝鮮戦争が勃発することになりました。その際、韓国軍に対抗するパルチザンも生まれていたのです。パルチザンの中には、同胞同士が殺し合うことに何の意味があるのかという疑問も生じ、そのような"感傷"は思想性が欠如しているからだと戒められ、そんな状況の中で、パルチザンの抵抗が続きます。韓国軍の攻撃に次第に追いつめられていくパルチザンは、多くがその銃撃で死に、そして生き残る者も、極寒と飢え、病いや負傷などの極限状態に喘ぎ、なんとか生き延びようとして仲間を裏切り利敵行為に走る者も出てきます。凄惨なシーンが続きます。
 いまなお南北の分断が続き、共産主義に対抗している韓国社会において、この映画はどのように受け止められているのでしょうか。非常に興味深く思います。韓国軍に抵抗したパルチザンを描く作品が製作・上映されるようになったところに韓国社会の民主化という大きな変化を見出せるのではないかとも思われます。戦後日本で軍隊を解体する日本国憲法が制定される時期の朝鮮半島で展開されていた凄まじい歴史を、こんにちを生きる者がどうとらえ、その教訓を導き出すのかが問われるのではないか、ということも映画を観て強く感じました。

【映画情報】
製作国:韓国
製作年:1990年
上映時間:157分
監督:チョン・ジヨン
出演:アン・ソンギ、チェ・ジンシル、チェ・ミンス、ほか

*公式サイトはこちら
*下記で上映中。こちらでご確認ください。
 ・東京・渋谷のアップリンクで5月9日(金)まで。
 ・大阪・十三のシアターセブンで5月16日(金)まで。


 
                                                           


<「シネマDE憲法」関連情報>

「憲法を知ることは、リアルと普遍の間を何度でも行き来すること——『映画で学ぶ憲法』」志田陽子さん(武蔵野美術大学造形学部教授)



 

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