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映画『太陽のない街』

H・O
                                                           


 大正末期、印刷会社で労働者の首切りがおこなわれ、労働組合のストライキが始まった。ストライキは会社の経営を圧迫するが、"太陽のない街"と呼ばれ、日当たりの悪い長屋で暮らす労働者たちの日々の生活も困窮する。明日の生活にも困って戦列を離脱する労働組合員も出てくる。家族の間でもたたかいを続けるかどうかで意見が分かれる。「裏切り者」と罵られる者も出てくる。しかし、仲間を裏切るなと、組合幹部は団結してたたかうことを呼びかける。ストライキが長期化し、労使のつばぜり合いが続く中で、会社社長宅を放火する事件が発生する。警察が乗り出し、組合幹部たちまでも拘束し、凄まじい弾圧が行われる………。
 そんな労働組合員たちの命がけのたたかい、たたかいの中で培われる絆に感動させられる映画です。
 労働者の争議権は明治憲法には明記されていませんでした。しかし、その時代にも労働者のたたかいがあったのです。警察権力からも弾圧されながら、労働者はたたかっていたのです。日本国憲法に争議権など労働者の労働基本権が書き込まれたのは、当時の国際的な動向によるところが大きいのでしょうが、戦前の日本の労働者のたたかいが実を結んだという側面も見逃せません。
 労働者が争議権を行使するということがどういうことなのかをイメージさせてくれながら、そのことの意義を学ばせてくれる作品です。

【映画情報】
公開年:1954年
上映時間:144分
監督:山本薩夫
出演:日高澄子、桂通子、薄田研二、永田靖、加藤嘉、その他


 
                                                           


<「シネマDE憲法」関連情報>

「憲法を知ることは、リアルと普遍の間を何度でも行き来すること——『映画で学ぶ憲法』」志田陽子さん(武蔵野美術大学造形学部教授)



 

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