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映画『マンデラの名もなき看守』

H・O
                                                           


 ネルソン・マンデラは南アフリカにおけるアパルトヘイト(人種隔離政策)を廃止し、白人と黒人の平等を実現させたことで、世界中の人々に知られています。この映画は、マンデラが政府から弾圧されて刑務所暮らしをしている経緯をたどりながら、やがて釈放されていった様子を描いています。
 この映画の主人公は、刑務所でマンデラを担当することになる看守であるジェームズ・グレゴリーです。南アフリカにおける人種隔離政策で白人政府は黒人を弾圧し、それに抵抗する黒人たちから白人が危害を加えられることもありました。多くの白人たちは黒人を排斥するのは当然と考えていました。黒人に肩を持つ者は批判されるどころか、危険な目にも逢いました。そうした社会状況の中で、白人であるグレゴリーは少し違いました。グレゴリーは苦悩しながらも、次第にマンデラの主張の正当性を認めるようになっていく姿の描写は観る者を惹きつけると思われます。
 黒人を差別することはいけないと、いまでは多くの人がそう思いますが、黒人も人として平等だということが実現する過程には、まさに血みどろのたたかいがあったということを学ばせてくれる映画です。日本社会においても、人々の間にさまざまなマイノリティや在日外国人などに対する差別意識も残されています。彼ら彼女らの差別是正の訴えに耳を傾ける姿勢を培いたいものです。日本国憲法の「個人の尊重」の考え方にもとづく平等原則の意義を確認し合わねばなりません。
 感動的な作品です。

【映画情報】
製作国:フランス/ドイツ/ベルギー/南アフリカ
製作年:2007年
上映時間:117分
監督:ビレ・アウグスト
出演:ジョセフ・ファインズ 、デニス・ヘイスバート 、ダイアン・クルーガー、ほか


 
                                                           


<「シネマDE憲法」関連情報>

「憲法を知ることは、リアルと普遍の間を何度でも行き来すること——『映画で学ぶ憲法』」志田陽子さん(武蔵野美術大学造形学部教授)



 

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