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映画『大統領暗殺 DEATH OF A PRESIDENT』

H・O
                                                           


 フィクションですが、そのリアリティは観る者をうならせるのではないでしょうか。
 映画ではアメリカのブッシュ大統領が現職中に暗殺されます。ブッシュ大統領は9・11テロと断固たたかう姿勢を示し、アフガンやイラクに侵攻していましたので、捜査当局はアメリカ在住のイスラム圏出身者を洗い出すことになり、そしてシリア出身の容疑者を逮捕しました。ところが、米兵の中にもブッシュ大統領を憎む者がいました。ブッシュ大統領は大量殺戮兵器を見つけ出すためという理由でイラクへの侵攻をしましたが、そこに大量殺戮兵器はありませんでした。多くの米兵は無駄死にすることになり、生き残った兵士の中にはイラク戦争に起こしたブッシュ大統領を恨み憎む者も少なからずいました。実は、ブッシュ大統領を暗殺したのは……。
 アメリカによるイラク戦争は間違っていた、というメッセージをこの映画から読み取ることができます。そして、この問題は決してアメリカだけの問題ではないと考えねばならないでしょう。アメリカのイラク戦争をいち早く支持し、そして実際にイラクに自衛隊を派遣した日本政府の判断もまた検証されるべきです。ところが、日本はアメリカとの同盟関係をより強める方向にまっしぐらです。集団的自衛権行使容認の閣議決定もその一環です。国際社会の状況、日米関係のあり方を学び、考える上でも、観ておきたい映画と言えます。

【映画情報】
製作国:イギリス
製作年:2006年
上映時間:93分
監督:ガブリエル・レンジ
出演:ヘンド・アヨウブ、ブライアン・ボーランド、ベッキー・アン・ベイカー、ほか


 
                                                           


<「シネマDE憲法」関連情報>

「憲法を知ることは、リアルと普遍の間を何度でも行き来すること——『映画で学ぶ憲法』」志田陽子さん(武蔵野美術大学造形学部教授)



 

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