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映画『カンタ!ティモール』

S・K
                                                           


 南国の島で、村の子供たちがギターにあわせて陽気に歌う。そこは21世紀最初の独立国である東ティモール。その島には独立に至るまでの20年以上にわたる壮絶な戦争体験があった。その間、国民の3分の1もの命が失われた。
 本作品は、空爆が激しかった1978年に東ティモールに生まれ、若くして独立運動に身を投じ、平和へのメッセージをこめて歌い続けるアレックス。アレックスの友人であり、親友を軍に殺され、自身も壮絶な拷問を受けたレオ。1992年にインドネシア軍に投獄されたが、獄中から独立を率いた「独立の父」シャナナ・グスマンらが当時の体験や平和への祈りを語るドキュメンタリー映画である。
 どのエピソードも想像を絶するものであり、どの言葉にも計り知れない重みがあった。そして、物質的に豊かな今の日本の影には、彼らの数え切れない命の犠牲があったことに気づかされる。海を越えた遠い国の出来事ではなく、私たちも当事者であったことに・・・
 しかし、彼らは誰かを非難することも無く、悲しみを乗り越え平和を願う。ある老人が言う。東ティモールは広島・長崎を経験した日本と同じだと。たしかに、広島・長崎を経験した国民は敗戦を迎え、今の東ティモールの人々と同じようなことを考えていたに違いない。
 彼らは今の日本の国民が忘れかけてしまった大切なことを教えてくれる。戦争の本質、人類が共存していくために必要なことを。
 彼らは歌声が心に響く。カンタ!ティモール

【映画情報】
製作年:2012年
製作国:日本
シナリオ/編集/監督:広田 奈津子
助監督/音楽監修:小向 定
監修:中川 敬/南風島 渉
出演:Helder Alexio Lopez,Leonard Soares,Kay Rala Xanana Gusmão その他村の人々
公式サイト
上映スケジュールは公式サイトをご覧ください。


 
                                                           


<「シネマDE憲法」関連情報>

「憲法を知ることは、リアルと普遍の間を何度でも行き来すること——『映画で学ぶ憲法』」志田陽子さん(武蔵野美術大学造形学部教授)



 

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