法学館憲法研究所は、憲法を系統的に研究し、個人の尊厳の実現をめざす非政府組織としての自由な研究機関です

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憲法情報Now<シネマ・DE・憲法>

 

映画『それでも夜は明ける』

S.K.
                                                           


 本作品は、『Twelve Years a Slave』というソロモン・ノーサップの体験記を映画化したものです。
 舞台は、南北戦争勃発前の1841年から1853年のアメリカ合衆国。奴隷制度下においても、自由証明書で認められた自由黒人は、白人同様自由に暮らすことが認められていました。自由黒人の一人である主人公のソロモンは、ニューヨーク州サラトガ在住のバイオリニストとして、愛する家族とともに幸せな生活を送っていたのですが、ある日、知人の裏切りによって拉致され、奴隷として南部に売られてしまいます。人間としての権利・自由を認められず、他人の所有物として扱われる奴隷。理不尽すぎる差別と凄惨な暴力に耐える日々。ソロモンは手紙を出すのも命がけという状況に絶望しながらも生き続けます。12年後のある日、偶然出会ったカナダ人労働者によって、ソロモンは自由黒人であることが証明され、家族と感動の再会を果たします。
 人間を所有の客体として扱う奴隷制の内包する問題や、人権保障の重要性が非常によくわかる映画です。
 アメリカ合衆国だけではありませんが、彼らのような人々の犠牲の上に、「何人も、いかなる奴隷的拘束も受けない。 又、犯罪に因る処罰の場合を除いては、その意に反する苦役に服させられない。」とする日本国憲法18条があるわけで、この条文の有難みを感じずにはいられません。
 この映画は、第86回アカデミー賞(2014年)において、作品賞、助演女優賞、脚色賞の3部門を受賞しています。

【映画情報】
製作年  2013年
製作国  アメリカ・イギリス合作
原題   12 Years a Slave
上映時間 134分
配給   ギャガ
主演   キウェテルイジョフォー
公式サイト

<法学館憲法研究所事務局から>
 法学館憲法研究所双書『世界史の中の憲法』は憲法や人権という考え方の歴史をわかりやすく解明する本として、大学の教科書として、市民の教養書として好評です。上記についてもより深く考えさせてくれますので、ご案内します。


 
                                                           


<「シネマDE憲法」関連情報>

「憲法を知ることは、リアルと普遍の間を何度でも行き来すること——『映画で学ぶ憲法』」志田陽子さん(武蔵野美術大学造形学部教授)



 

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