法学館憲法研究所は、憲法を系統的に研究し、個人の尊厳の実現をめざす非政府組織としての自由な研究機関です

法学館憲法研究所

Mail info@jicl.jp
 
今週の一言
憲法情報Now
 憲法をめぐる動向
 イベント情報
 憲法関連裁判情報
 シネマ・DE・憲法
 憲法関連書籍・論文
 ■今日は何の日?
憲法Voice
研究所・客員研究員紹介
中高生のための憲法教室

憲法文献データベース
日本国憲法全文
リンク集
 
事務局よりお知らせ
賛助会員案内
メールマガジン
ご意見フォーム
サイトマップ

憲法情報Now<シネマ・DE・憲法>

 

映画『黒いジャガー』

T・M
                                                           


 1970年代のアメリカ映画。黒人探偵シャフトがニューヨークの街で活躍する。かのクエンティン・タランティーノが絶賛した映画である。小気味いいテンポで進むアクションもので、そのセリフ回しも、思わずクスッと笑ってしまう。
 冒頭のシャフトと白人警部補との会話で黒人居住区でのゴタゴタについて聞かれ、シャフトの返しが、「白人には調べるのは無理だね」。そして立ち去る前に行く先を聞かれ、「女のベットさ」。日本で言うと、松田優作が演じた探偵物語と同様の味がある会話だと思う。ファッションや音楽にもスタイリッシュなこだわりを感じる。
 この映画を見て感じたことは、40年以上経った今でも、黒人差別が無くなっていない現実だ。シャフトがタクシーを止めようとするシーン。一度は止まったタクシーが、黒人であることを察して乗車拒否し、すぐ先で白人を乗せる。
 現在、アメリカでは白人警官による黒人への暴力に関する訴訟がいくつも起こされている。そのうち2つは、連続で警官に対して不起訴の判断がくだされた。オバマ氏が大統領に就任して6年。黒人差別を根絶することは難しいのだろうか。
 アメリカの憲法でも、日本国憲法でも、万民は平等の権利を有しているとされている。それでも根強いグループ間差別意識は存在する。例えば人種、例えば国籍、例えば宗教。差別と貧困が紛争や暴力を誘発することは間違いないだろう。まず、個々人の意識改革から始めるべきだと強く感じた。

【映画情報】
製作国 アメリカ
公開  1971年7月2日
上映時間 101分
監督  ゴードン・パークス
脚本  アーネスト・タイディマン、ジョン・D・F・ブラック
出演者  リチャード・ラウンドトゥリー、モーゼス・ガン、チャールズ・シオッフィ、ほか
音楽  アイザック・ヘイズ


 
                                                           


<「シネマDE憲法」関連情報>

「憲法を知ることは、リアルと普遍の間を何度でも行き来すること——『映画で学ぶ憲法』」志田陽子さん(武蔵野美術大学造形学部教授)



 

[今週の一言][憲法情報Now][中高生のための憲法教室][憲法文献データベース][事務局からのお知らせ]
[トップページ]