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映画『東ベルリンから来た女』

H・O
                                                           

 ベルリンの壁が崩壊する前の東ドイツでの話です。ある女医がベルリンから地方の病院に左遷されました。その女医は西側の男と付き合っていることから当局からマークされ、シュタージ(秘密警察)から尾行もされていました。
話はその女医と、彼女が赴任した病院で真面目に働く同僚の男性医師との人間関係を織り交ぜながら展開していきます。当時の東ドイツには自由を求めて西側に脱出したいと考える人が多くいました。その女医が診療にあたることになった少女もその一人でした。話の最後で女医と少女は……。
 この映画は、国民が当局から監視されていた東ドイツの社会の姿を具体的にイメージさせてくれます。しかし、それは他人事ではありません。東ドイツは社会主義の国だったから、という捉え方では不十分だと思います。筆者は、国家権力というものには国民を監視したがる傾向がある、ということに目を向けたいと思います。日本も「戦争をする国」への道を突き進み、特定秘密保護法を制定・施行するに至っています。この映画を見た者の間で、憲法で保障されるプライバシー権が形骸化され、監視社会化が進行してきていることの危うさについて語り合いたいと思いました。

【映画情報】
製作国:ドイツ
製作年:2012年
上映時間:105分
監督:クリスティアン・ペツォールト
出演:ニーナ・ホス、ロナルト・ツェアフェルト、ライナー・ボック、ヤスナ・フリッツィ・バウアー、ほか
*公式サイトはこちら


 
                                                           


<「シネマDE憲法」関連情報>

「憲法を知ることは、リアルと普遍の間を何度でも行き来すること——『映画で学ぶ憲法』」志田陽子さん(武蔵野美術大学造形学部教授)



 

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