法学館憲法研究所は、憲法を系統的に研究し、個人の尊厳の実現をめざす非政府組織としての自由な研究機関です

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映画『スパルタカス』

H・O
                                                           

 紀元前1世紀頃にローマ帝国で起こった奴隷スパルタカスの反乱を描いた映画です。
 当時ローマ帝国は領土を広げながら奪った土地の現地民を奴隷にしていきました。奴隷は苦役を強いられ、売り買いされました。命令に背いた奴隷は磔(はりつけ)の刑にされたり、容赦なく殺されました。富豪たちは奴隷同士に決闘を命じ、見世物として奴隷が殺されるところを楽しむこともありました。そんな奴隷たちの惨状に憤り、その自由を求めてスパルタクスは立ち上がったのでした。はたしてスパルタクスの部隊は圧倒的な力を持つローマ帝国の鎮圧部隊に対して……。
 奴隷たちの解放を求めるスパルタクスの主張に共鳴し、数万人の奴隷がその部隊に参加しました。それぞれが様々なかたちで命を賭してたたかう奴隷たちの姿は心を打ちます。この映画では、スパルタクスと彼に惹かれることになる女性の奴隷との愛、ローマ帝国における有力者・富豪の権力争い、奴隷の売り買いにいそしむ商人の様子なども描かれています。当時の社会の状況についてのイメージを膨らませてくれます。
 奴隷の制度は封建社会の実現によって大きく変わりましたが、それは長く残り、19世紀のアメリカの南北戦争もで奴隷解放をめぐる問題もそのきっかけでした。そしていまも社会の中に人種差別意識などが残っています。近代憲法がすべての人間の自由・尊厳、そして平等を掲げることになった意義と、それまでの被差別民のたたかいについて思いを馳せたいものです。この映画もそのために役立つと思われます。

【映画情報】
製作国:アメリカ
製作年:1960年
上映時間:186分
監督:スタンリー・キューブリック
出演:カーク・ダグラス、トニー・カーティス、ローレンス・オリヴィエ、ほか

<法学館憲法研究所事務局から>
 法学館憲法研究所双書『世界史の中の憲法』(浦部法穂著、共栄書房)は憲法や人権というものが世界史の中でどのように生まれ、その考え方が発展してきたのかを綴っています。ご案内します。


 
                                                           


<「シネマDE憲法」関連情報>

「憲法を知ることは、リアルと普遍の間を何度でも行き来すること——『映画で学ぶ憲法』」志田陽子さん(武蔵野美術大学造形学部教授)



 

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