法学館憲法研究所は、憲法を系統的に研究し、個人の尊厳の実現をめざす非政府組織としての自由な研究機関です

法学館憲法研究所

Mail info@jicl.jp
 
今週の一言
憲法情報Now
 憲法をめぐる動向
 イベント情報
 憲法関連裁判情報
 シネマ・DE・憲法
 憲法関連書籍・論文
 ■今日は何の日?
憲法Voice
研究所・客員研究員紹介
中高生のための憲法教室

憲法文献データベース
日本国憲法全文
リンク集
 
事務局よりお知らせ
賛助会員案内
メールマガジン
ご意見フォーム
サイトマップ

憲法情報Now<シネマ・DE・憲法>

 

映画『わが命つきるとも』

H・O
                                                           

 16世紀のイギリスの国王ヘンリー8世は妻と離婚し、別の女性との結婚を望んでいました。しかし、カトリックの教えは離婚に否定的で、ヘンリー8世の願いもローマ法王の承認を得られませんでした。ヘンリー8世はついにイギリス国教会をつくり、ローマ教会から離脱することになります。ヘンリー8世の"取り巻き"はそのことを支持するのですが、枢密院議員トマス・モアはカトリック信者としての立場から国王の離婚には同意できないとの態度を貫きます。そして……。
 イギリス国教会の成立には上記のような理由・背景があったわけですが、それは当時ヨーロッパで広がりつつあった宗教改革の流れの中のことでした。トマス・モアのヘンリー8世への対応はその動きとは別のことになるのでしょうが、その毅然とした態度・生き方には多くの人が感銘を受けるのではないかと思われます。
 この映画は、当時教会の力がいかに強かったのかを具体的にイメージさせてくれます。近代市民革命は絶対王政による人々の支配のしくみを変えるとともに、政治への教会=宗教の介入も排除することにしました。日本国憲法を含めて多くの国のこんにちの憲法が、こうした市民革命の考え方を取り入れました。この映画を観て、あらためてその意味を確認しておきたいと思いました。

【映画情報】
製作国:イギリス
公開:1967年
上映時間:120分
監督:フレッド・ジンネマン
出演:ポール・スコフィールド、スザンナ・ヨーク、ロバート・ショウ、オーソン・ウェルズ、ほか

<法学館憲法研究所事務局から>
 法学館憲法研究所双書『世界史の中の憲法』(浦部法穂著、共栄書房)は憲法とその考え方が世界史の中でどのように生まれ、発展してきたのかを解明しています。ご案内します。


 
                                                           


<「シネマDE憲法」関連情報>

「憲法を知ることは、リアルと普遍の間を何度でも行き来すること——『映画で学ぶ憲法』」志田陽子さん(武蔵野美術大学造形学部教授)



 

[今週の一言][憲法情報Now][中高生のための憲法教室][憲法文献データベース][事務局からのお知らせ]
[トップページ]