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憲法情報Now<シネマ・DE・憲法>

 

映画『ハーツ・アンド・マインズ(原題 HEARTS & MINDS)』上映会 


花崎哲さん(「憲法を考える映画の会」)
                                                           


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 ベトナム戦争を描いてアカデミー賞最優秀長編ドキュメンタリー映画賞を受賞した映画『ハーツ・アンド・マインズ』の上映会をご案内します。憲法を考える映画の会の上映会です。

『ハーツ・アンド・マインズ』
日時:2015年11月28日(土)13時半〜16時半
場所:東京体育館第2会議室(総武線千駄ヶ谷駅)

映画「ハーツ・アンド・マインズ」の紹介記事「憲法を考える映画の会」ホームページ こちら 

 この映画はすでに「シネマDE憲法」でも2010年5月17日に紹介されていますので、ここでは、とくにいまこの映画を見ることの意味、この映画から考えることの意味についてご紹介したいと思います。

 昨年7月の解釈改憲集団的自衛権行使容認の閣議決定、今年9月の「安保法案」成立は、戦後70年曲がりなりにも守られてきた平和憲法の理念をないがしろにするものです。
 その動きの中で「安倍政権は憲法を変えて、いったい何がしたいのか?」「どのような日本にしたいのか」をずっと考えてきました。そして安倍政権はいっそう「アメリカの戦争」「アメリカの経済」に追随することで日本の経済を委ねようとしているのではないかと考えました。
 この映画の会でも上映してきたいくつかの映画のことが頭に浮かびました。
 『ショック・ドクトリン』『9条を抱きしめて』『イラク戦場からの告発』『ファルージャ イラク戦争日本人人質事件…そして』『誰も知らない基地のこと』……、それらは戦争がアメリカによってつくられること、とくにアメリカの経済の事情から作られることを大なり小なり告発していました。「アメリカという国は10年も戦争をしないと経済が持たない国になってしまった」。つまり世界一の経済を成り立たせるためには戦争が必要である、と。
 そのことと、今の安倍政権のめざしている「戦争のできる国」「戦争でもうけることができる『普通の国』」にして見かけ上、景気をよく見えるようにしていこうという政策が重なります。そうした動きは、かつてアジア侵略戦争に至る戦前の政策を三井三菱などの財閥が軍部を後押しした歴史の過程にも重なります。まさに安倍さんはじめ自民党議員の多くの戦前回帰志向にも重なります。
 そこで今の我が国の安保に関する動きとともに、安倍政権の戦争参加への動きの底辺にある「アメリカの戦争」とは何なのか、日本にも最も密接に関係した「ベトナム戦争」についてもっと知っていきたいと思いました。そうした意味からこの『ハーツ・アンド・マインズ』を今回の憲法を考える映画の会の映画に選びました。
 ベトナム戦争は日本の戦争でもありました。映画にも出てくるベトナムの住民に振りかけるように繰り返された空爆は、そのほとんどが沖縄の嘉手納基地から飛び立ったものといわれています。私はベトナム戦争にそのような形で加担しているとは当時思っていませんでした。
 この映画で「ベトナム戦争がどのようなものであったか」を知ることを通して、今の日米安保の問題、沖縄の問題、辺野古をはじめとする基地の問題、集団的自衛権行使によって戦争参加の問題、そしてその中で私たちはどうしていくのか、今とこれからの問題を考えていきたいと思います。

【映画情報】

ドキュメンタリー121分 1975年作品アメリカ映画
第47回(1975)年アカデミー賞最優秀長編ドキュメンタリー映画賞

監督 ピーター・デイヴィス
製作 バード・シュナイダー、ピーター・デイヴィス
撮影 リチャード・ピアース
編集 リンジー・クリングマンとスーザン・マーティン
録音 トム・コーエン 
配給 有限会社 エデン 03-5355-5792 EDEN ENTERTAINMENT INC.

〒156-0043 東京都世田谷区松原4-8-4-210 / 4-8-4 #210,Matsubara,Setagaya-ku,Tokyo,156-0043,Japan
 貸出料 50,000円〜


 
                                                           


<「シネマDE憲法」関連情報>

「憲法を知ることは、リアルと普遍の間を何度でも行き来すること——『映画で学ぶ憲法』」志田陽子さん(武蔵野美術大学造形学部教授)



 

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