法学館憲法研究所は、憲法を系統的に研究し、個人の尊厳の実現をめざす非政府組織としての自由な研究機関です

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憲法を考える映画の会「『憲法の映画』を地域で、地方で!」憲法公布70年キャンペーン


花崎 哲さん(憲法を考える映画の会)
                                                           


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今年の11月3日は日本国憲法公布70年の日です。
私たちは、いま、この憲法公布の日から来年(2017年)の5月3日の憲法施行70年の日までの間に、全国各地で「憲法の映画」を、上映したいと計画しています。 
70年前のその半年間は、「日本国憲法がどのような国を、社会をめざしているか」を国民が理解し、自分たちのものにするために設けられた半年間だからです。
私たちも、憲法について考える映画を通して、もう一度憲法を学ぶことの追体験をしたいと思います。
そうしてともすれば70年間怠けがちだった「憲法を自分たちひとりひとりのものにする」ことをやり直したいと考えました。

いっしょに上映会や学習会を各地で開いてくれる人を募ります。
大きい会でなくても良いと思います。
私たちがこの3年半の間にそうしてきたように20人とか、30人とかのこじんまりとした会で、映画を見終わった後でその映画を見て感じたこと、考えたことを出し合って話すような会がいいと思います。
そうして今まで話すこともなかった人と話し、「時々、こういう会が続けられたらいいよね」と思える会にできるといいと思っています。

憲法について考えることができる「おすすめの映画」を、これまで映画の会で上映してきた中から選んでみました。それぞれ簡単な解説を付け加えます。

@「戦争をしない国 日本」(2006年制作・片桐直樹監督・90分)

第9条誕生の背景と、戦後、第9条を守り続けたもの
日本国憲法とその平和主義をめぐる規定が、なぜ、どのように誕生したのか、日本社会と国際社会にどのような役割を果たしてきたのか、日本国民と各階層はそれをどのように受けとめてきたのかについて、歴史的な映像によって検証する。

A「映画 日本国憲法」(2005年制作・ジャン・ユンカーマン監督・78分)

世界の中の、世界のための「日本国憲法」
戦後60年目を迎えた2005年、自衛隊のイラク派兵をきっかけに憲法についての踏み込んだ議論があった。 国内のあまりに性急な改憲への動きを、 世界に視野を広げて見つめ直す。憲法制定の経緯や平和憲法の意義について、世界的な知の巨人たちが語った貴重なインタビュー集。

B「日本国憲法誕生」(2007年制作・寺西浩太郎/山口智也演出・74分)
                   
日本国憲法誕生をめぐる激動の1年を明らかにする
日本国憲法はどのようにして誕生したのか──。国民主権・戦争放棄をうたった憲法誕生の背景を追い、第九条の修正をめぐる経緯を詳細に紹介。舞台裏で繰り広げられたGHQと日本政府の交渉と、それを見つめる国際社会の声を再現。

C「日本の青空」(2007年制作・大澤豊監督・123分) 

かれらに日本国憲法の草案をつくらせた情熱は何か?
日本人の誇りを憲法に託した鈴木安蔵。鈴木安蔵ら民間人による「憲法研究会」が作った憲法草案が、GHQが憲法案をつくる際のお手本となった。安蔵が憲法草案を手がけるまでの間の苦労を語り、安蔵の生きた時代と現代が一本の線で繋がる現代史・日本国憲法誕生を巡るドラマ。

 D「ベアテの贈りもの」(2004年制作・藤原智子演出・92分)

女性の視点からの権利意識が活かされた日本国憲法
日本国憲法の第14条「法の下の平等」と第24条「家庭生活における両性の平等」を草案に書いたベアテ・シロタ・ゴードンの功績。それを受けて活動展開を進める日本女性たち。変化する日本社会、そして今後を問うドキュメンタリー。

 E「ニッポンの嘘 報道写真家福島菊次郎90歳」(2012年制作・長谷川三郎監督・114分)

反骨のカメラマンが暴き続けた日本の戦後史の嘘
問題自体が法を犯したものであれば、報道カメラマンは法を犯してもかまわない。戦後日本のあり方を問い続け、メディアが報じない真実や国家のうそを暴いてきた反骨の報道写真家、福島菊次郎に密着したドキュメンタリー。

 F「99条を抱きしめて?元海兵隊員 アレン・ネルソンが語る戦争と平和?」(2013年制作・中川一郎監督・50分)

戦争という殺戮に関わった人間からの平和への訴え
アレン・ネルソンさんは、貧困生活から逃れようと海兵隊に入隊、19歳でベトナムの最前線に派遣。過酷な戦場を生き延びたネルソンさんは、戦争の恐ろしさを、そして憲法9条の大切さを、心をこめて私たちに語り続けた。人間が平和に生きていくための道筋を、優しくも力強く語りかけていく。

G「死んどるヒマはない 益永スミコ86歳」(2010年制作・佐々木有美/松原明 構成/74分)

再び父と夫と子供を戦場に送るな!一人でも街に立つ
教育勅語で育った益永スミコさんは「軍国少女」だった。助産婦として病院に勤務していた当時、多くの兵士を戦地に送りだした。本当の歴史と「どのように生きるか」を学んだスミコさんが選んだのは「二度と戦争をしない」を基本に、平和な社会、人間が人間らしく生きられる社会を目指すことだった。

H「ありふれたファシズム 野獣たちのバラード」(1965年制作・ミハイル・ロムニ監督・129分)

考えることを止めたとき、ファシズムが始まる
あの時代の普通のドイツ人が、なぜヒトラーに従っていったか、いかにしてナチズムが彼らの弱点を見いだし、それをうまく利用したか。ファシズムについて、ファシズムを生み出す土壌について、人間を野獣に変えることによって人間を破壊していくやり口について考え、人間が人間であるために何がなされねばならぬかを考える。

I「ハトは泣いている ─時代(とき)の肖像─」(2016年制作・松本武顕演出・130分)

「表現の自由」から問い直す、いま、私たちの自由
2014年に起きた二つの事件の1年余りを追ったドキュメンタリー。芸術を通した社会参加を問う彫刻家と俳句掲載を求める市民の運動は、それぞれに先の戦争の記憶にあったキナ臭さをかぎ取り、行政の忖度がもたらす表現の自由・人権への侵害を糺し「公平中立」の論理的破綻をあらわにしていく。
このほか、民主主義、人権、平和について、広い意味で憲法を考える、おすすめしたい映画がたくさんあります。詳しくは「憲法を考える映画のリスト」(*1)をご覧下さい。
地域で、地方で「憲法についての映画会をやってみたい」「映画を使った憲法の学習会をやってみたい」と思う方、いっしょにやる仲間がいる方、あるいは紹介できる人がいる方は、是非下記「憲法を考える映画の会」までご連絡下さい。
「憲法を考える映画の会」世話人がお手伝い、ご案内、ご紹介、ご協力します。

憲法を考える映画の会 ホームページ
E-mail hanasaki33@me.com
〒185-0024 国分寺市泉町3-5-6-303 TEL 042-406-0502

(*1)「憲法を考える映画のリスト 2017年版」が新しい4作品を加えて完成しました。憲法そのものを取り上げた映画に加え、戦争、沖縄、核など広く憲法について考える映画64作品を紹介しています。郵送費込み1冊500円で販売します。お入用の方は、上記連絡先までご連絡ください。



 
                                                           


<「シネマDE憲法」関連情報>

「憲法を知ることは、リアルと普遍の間を何度でも行き来すること——『映画で学ぶ憲法』」志田陽子さん(武蔵野美術大学造形学部教授)



 

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