法学館憲法研究所は、憲法を系統的に研究し、個人の尊厳の実現をめざす非政府組織としての自由な研究機関です

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「憲法映画祭2018」のご案内


花崎 哲さん(憲法を考える映画の会)
                                                           


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 憲法記念日を前に、2年前から、定期的な上映会の「憲法を考える映画の会」に比べ、少し大きな会場で「憲法映画祭」を開いてきました。各回テーマを決めて、主にそれまで定期的な「憲法を考える映画の会」で上映して評判の良かった、また映画の後、活発な話し合いができた映画の中から何作品か選んで、そこに新作を加える形をとっています。
 今回は3回目になります。
 今年はさらに憲法について考えることの重要な年になると思います。
 
 第1回目(2016年)は「戦争を起こすものは何か?」というテーマで、『映画 日本国憲法』『ありふれたファシズム』『ショックドクトリン』を上映しました。
 第2回目(2017年)は、1日目を「ドイツの戦前・戦中・戦後」というテーマで『意志の勝利』『白バラの祈り』『夜と霧』『顔のないヒトラーたち』、2日目は「日本の戦前・戦中・戦後」というテーマで、映画は『戦争をしない国 日本』『大東亜戦争』『天皇と軍隊』を上映しました。

 そして第3回目の今回。第1日目(4月29日)は、「アメリカの嘘、ニッポンの嘘、政治の嘘」として、『すべての政府は嘘をつく』『ニッポンの嘘』『東京裁判』を選びました。
 「すベての政府は嘘をつく。その嘘でアメリカは世界各地で戦争を仕込み、仕掛けてきた。そのアメリカに追随してきた日本の戦後政治、日米関係もまた嘘で固められている。その原点は「東京裁判」から始まっているのではないか、」という問題意識です。
 映像を通して日米関係の戦後史をとらえ、現在を考えたいと思います。
 第2日目(4月30日)のテーマは、「民主主義って何だ?希望と勇気を探す旅」としました。映画は『NO』『ハトは泣いている』『トランプのアメリカ(仮題)』。
 そのテーマは「いま私達が当面している最大の課題、『日本国憲法を壊さない』ために、私達市民はどのような行動をとるか? 自由と権利をとりもどすために、知恵を集め、工夫をこらし、力を集め『希望と勇気を探す旅』」をはじめよう」というものです。
 2日目は「憲法を変え、戦争への道を歩もうとしている現在の政治の動きに対してどのように行動したら良いのか」「市民運動と民主主義」をテーマに作品を探しました。
 チリの軍事政権を倒した広告マンを描いた「NO」は、憲法の国民投票という側面も踏まえています。「ハトは泣いている」は、「表現の自由」を自分たちのものにし、戦争を繰り返さえさせないための市民の闘い、そして新作「トランプのアメリカ」は、今のアメリカの市民の運動を訪ね歩く旅になっています。
 また、テーマ講演として、市民運動から地方自治の首長となった元国立市長の上原公子さんに、その憲法と民主主義の実践についてお話いただきます。
 この許しがたい政治情況の中で「何とかしなければ」と思っている私たちに、新たな勇気がほしいと思っています。
 以下、上映作品を紹介させていただきます。

4月29日(日)10時00分-20時00分 アメリカの嘘 日本の嘘 政治の嘘

10:00- 「すべての政府は嘘をつく」(110分・2016年 カナダ)
公益よりも私益に走り、権力の欺瞞を追及しない大手メディア。それに抗い、鋭い調査報道で真実を伝えるフリージャーナリストたちが今、世界を変えようとしている。彼らに多大な影響を与えたのが、1920〜80年代に活躍した米国人ジャーナリストのI.F.ストーンだった。
彼は「すべての政府は嘘をつく」という信念のもと、組織に属さず、地道な調査によってベトナム戦争をめぐる嘘などを次々と暴いていった。

12:40- 「ニッポンの嘘 報道写真家 福島菊次郎90歳 」(114分・2012年 日本)
「表に出ないものを引っぱり出して、たたきつけてやりたい」
「問題自体が法を犯したものであれば、報道カメラマンは法を犯しても構わない」
戦後66年、現場の最前線でシャッターを切り続けてきた「伝説」の報道写真家。 写真が語る、
私たちが知ることがなかった真の日本の姿とは。戦後日本のあり方を問い続け、メディアが報じない真実や国家の嘘を暴いてきた反骨の報道写真家、福島菊次郎に密着したドキュメンタリー。

15:00-「東京裁判」(277分・1983年 日本)
第二次世界大戦後の昭和23年、市ヶ谷の旧陸軍省参謀本部において開廷された「極東国際軍事裁判」。「東京裁判」とも呼ばれるこの裁判の模様は、アメリカの国防総省により、第二次世界大戦の記録として丹念に撮影・収録され、ひそかに保管されていた。解禁されたフィルムには法廷内のみならず、ヨーロッパ戦線、日中戦争、太平洋戦争などの記録も収められていた。『できるだけ客観的に後世に真実を伝えたい。戦前のニュース映画や、諸外国のフィルムも入れて、昭和激動期の民族の変転をじっと見つめたい』という小林正樹監督のもと、制作期間5年を経て、映画『東京裁判』は、ついに完成。

4月30日(月・祭)10時00分-18時30分 民主主義って何だ? 希望と勇気を探す旅

10:00- 「NO」(108分・2012年 チリ/アメリカ/メキシコ)
「まだまだやれる、私たちも。真っ直ぐに熱く、けれどユーモアを忘れずに。諦めない、あとずさりしない、希望を置き去りにしない、沈黙は破るためにある……。本作品を観て、そう再確認した。」(落合恵子)
1988年、チリのピノチェト独裁政権の是非をめぐって国民投票が実施される。メディアまでも、ほぼ手中におさめている政権だが、国際的な批判をかわすかのように、国民投票までの27日間、深夜のテレビで、反対派、賛成派ともに1日15分のキャンペーン映像を流すことになる。資金力に乏しい、もともと勝ち目のない反対派だが新しい感覚で、楽しい、明るいキャンペーンを作り、これが評判になっていく。

12:40- 「ハトは泣いている 時代(とき)の肖像」(123分・2017年 日本)
「公正中立」って何だ ? 民主主義って何だ? 浮き彫りにされるキナ臭い時代状況。 
「都美術館事件」と「九条俳句事件」。芸術を通した社会参加を問う彫刻家と俳句掲載を求める市民の運動は、それぞれに先の戦争の記憶にあったキナ臭さをかぎ取り、行政の忖度がもたらす表現の自由、人権への侵害、「公平中立」の論理的破綻をあらわにしていく。彼らの声は共に、この時代、過去をどう総括し、憲法九条と平和を守るために私たちは何をするのか、何ができるかを問いかける。

15:10- お話「市民自治 民主主義 憲法」上原公子さん(元国立市長)

16:20- 16:20 「トランプのアメリカ 希望と勇気を探す旅(仮題)」(90分・2018年 日本)
トランプ大統領の誕生!予想外の事態に広がる疑問と懸念。日米関係は?核戦争の危険性は?自由と民主主義・人権は?不安と脅威が強まる中、映画「ザ・思いやり」のリラン・バクレー監督がコメディアン、松元ヒロを道連れに希望と勇気を探し求めて「トランプランド」を旅するドキュメンタリー。 共和党や民主党支持者、退役軍人、黒人活動家との交流や全米ライフル協会訪問など内容盛りだくさん!4月完成 本邦初公開!! 

「憲法映画祭2018」
 

日時:2018年4月29日(日)10:00-20:00
4月30日(土)10:00-18:30

会場:国立オリンピック記念青少年総合センター 
セミナーホール(東京都渋谷区代々木神園町3-1)
 
・小田急線 参宮橋駅下車 徒歩 7分
・地下鉄千代田線 代々木公園駅 徒歩 10分
・京王バス 新宿駅西口(16番)より 渋谷駅西口行き
・京王バス 渋谷駅西口(40番)より 新宿西口行き
  ともに「代々木5丁目」停留所 下車 徒歩 1分

入場券(一日券):一般 2000円 学生 1000円



 
                                                           


<「シネマDE憲法」関連情報>

「憲法を知ることは、リアルと普遍の間を何度でも行き来すること——『映画で学ぶ憲法』」志田陽子さん(武蔵野美術大学造形学部教授)



 

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