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「第12回 被爆者の声をうけつぐ映画祭」のご案内 


花崎 哲さん(憲法を考える映画の会)
                                                           

 「被爆者の声をうけつぐ映画祭」は、2006年に日本被団協が50周年を迎えたことをきっかけに企画され、2007年に第1回が開催されました。映像や映画での被爆体験の継承を目的に今年が12回目になります。テーマを持って継続している映画祭として、上映会を運動として拡げて行きたいと思う私たちにとっては、その作品の探し方、選び方、また会の運営の仕方などとても教えられるものの多い映画祭です。100作品を越えるこれまで上映した作品のリストを制作し、その報告も丁寧にされていて、とても参考になります。
 以下は今年の映画祭のプログラムと作品解説を転載して紹介させていただきます。

第12回被爆者の声をうけつぐ映画祭2018
映画は、ヒロシマ・ナガサキをどのように伝えて来たのだろうか?
日にち:7月14日(土)、15日(日)
会 場:武蔵大学江古田キャンパス
7月14日(土)大講堂 7月15日(日)8号館7階8702

7月14日(土)会場:武蔵大学江古田キャンパス大講堂
プログラム@「広島長崎における原子爆弾の影響 広島編」10:15〜11:45
ドキュメンタリー/モノクロ 1946年/82分
監修:GHQ
製作:米国戦略爆撃調査団(実製作は日本映画社)
 被爆直後に日本映画社が企画し、文部省学術調査団長仁科芳雄博士の指導の下に、広島は1945年9月24日より撮影を開始。11月にGHQより撮影中止命令が出て、フイルムは米軍に没収される。しかし、日映スタッフは日本で編集してまとめることを米国戦略爆撃調査団に提案。それが受け入れられて、爆撃直後の惨状を科学的視点で捉え伝える本作品となった。米軍監視下での編集であったが、その内容や表現に米軍の干渉があったとの記録はない。昨年は「長崎編」だったが、今回は「広島編」を上映する。

プログラムA「チャルカ〜未来を紡ぐ糸車〜」12:45〜14:45
ドキュメンタリー/カラー 2016年/90分
監督・撮影/島田恵
製作/六ヶ所みらい映画プロジェクト
 10万年は危険とされる原発から排出される核のゴミ。その捨て場は何処に−。
 高レベル放射性廃棄物の地層処分研究施設のある北海道幌延町の隣町で暮らす酪農家一家の生き方を軸に、世界初の地下処分施設(オンカロ)が建設中のフィンランド、原子力大国フランスの処分計画地などの現状と、各地で環境にやさしい暮らしを営む人たちを描く。
 チャルカとはインドの糸車のこと。自国で作られた綿花を自分たちで紡ぐことにより、英国支配から独立することを目指したガンジーが提唱したシンボルである。

プログラムB「灯篭流し Paper Lanterns」15:45〜17:00 」
ドキュメンタリー/カラー 2016年/アメリカ/60分
監督/バリー・フレシェット
 広島の爆心地から400メートルの所に憲兵隊司令部があり、そこに拘留されていた米兵捕虜12名が原子爆弾の犠牲となった。被爆者でもある歴史家・森重昭氏は、被爆米兵の遺族を捜して、広島で犠牲となった事実を伝え歩く活動を40年以上も続けてきた。
 アメリカ人のバリー・フレシェット監督は、広島を訪ねた米兵遺族と森氏の心温まる交流を丁寧に取材し、敵味方を問わず、すべての生を奪い尽くしてしまう原爆の非情さと平和への祈りを伝えている。

プログラムC「愛と死の記録」18:00〜20:20 
劇映画/モノクロ 1966年/93分
監督:蔵原惟繕
主演:吉永小百合、渡哲也
 昭和40年。広島のレコード店に勤める松井和江はある朝、店の前でバイクに轢かれそうになるが、そのバイクに乗っていた印刷工の三原幸雄と恋に落ちる。しかし幸雄は被爆者であり、原爆症で入院してしまう。和江は幸雄を励まし、回復を祈って懸命に看病するが、その願いも虚しく・・。
 和江と幸雄の愛と死が見る者の心をゆさぶる。日活の名匠、蔵原惟繕監督が渾身の情熱を込めて描く吉永小百合、渡哲也主演の青春映画の傑作。

7月15日(日)会場:武蔵大学江古田キャンパス8号館8階8802
プログラムD「白い町ヒロシマ」10:00〜12:15 
劇映画/カラー 1985年/103分
監督/山田典吾 脚本/新藤兼人
製作/現代ぷろだくしょん

 昭和20年、学童疎開中に広島の原爆で母と姉弟を失った木村靖子の同名小説を「原爆の子」の新藤兼人が脚色。平和を破壊する戦争と原爆への怒りを、子どもたちの深い悲しみと、それを乗り越えて生きる力をもたせようと苦悩する教師の姿を通して描く。「復讐してやる」という子どもの声に、「平和を考える教育をしなくてはまた同じことが」と危惧する教師。
 題名の「白い町」とは、家族がきた時に、広島には雪が降って白く輝いていたが、夏には黒く焼けてしまったことに由来する。出演は山口崇、菊崎志保、乙羽信子、橋本功など。

プログラムE「SOS こちら地球」13:00〜14:30 
人形アニメーション/カラー 1987年/62分
製作:共同映画 全国系列会議 製作協力:ビデオ東京プロダクション
監督:河野秋和 脚本:加藤盟
 199X年のある日、北極付近の海上で核ミサイルが大爆発を起こした。世界は非常事態となり、パリでは急遽世界首脳会議が開かれた。しかし大国の首脳たちは身勝手で対立は深まるばかり。
 これを知った動物たちは「核戦争が始まったら地球はおしまい。子どもたちを救えるのは俺たちだけだ」「パリに行って動物会議をやろう」。世界の動物たちの代表によって、核戦争の根絶を人間に訴えることになった。
 エーリッヒ・ケストナー原作の「動物会議」をベースにして作られた、ユーモアあふれる人形アニメーション。

プログラムF「いのちの岐路に立つ 核を抱きしめたニッポン国」15:30〜19:30 
ドキュメンタリー/カラー 2017年/110分
監督:原村政樹 プロデューサー:矢間秀次郎 語り:中村敦夫
企画・製作:映画「いのちの岐路に立つ」製作委員会
 戦争による唯一の被爆国の日本がなぜ今も核を受け入れているのか?福島原発事故後も原発再稼働にこだわる日本の隠された真実を描く。占領下の日本、米国の報道規制により原爆の人体被害や後遺症が全く国民に知らされない中、絵画により悲惨さを伝えた「原爆の図」の公開。
 1954年に起きたビキニ核実験による漁船被ばくと、それを打ち消すように広島や全国で開催された「原子力平和利用博覧会」。今も続く原発労働者の被ばく問題、そして原発立地を拒否した町など。被ばく者・体験者の渾身の証言で迫る。

 大人     前売り1000円 当日1300円
 学生・こども 前売り 500円 当日 800円
 フリーパス券 4000円
★入場は、一プログラムごとの入れ替え制となります。
※プログラムBはチケットなしでご覧いただけます。
※ご予約・お申し込み・お問い合せ
 電話 03-5466-2311(共同映画) 090-1793-6627(金子)
 FAX 03-5466-2312(共同映画)
 E-mail eigasai@gmail.com

被爆者の声をうけつぐ映画祭実行委員会
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主 催:被爆者の声をうけつぐ映画祭実行委員会
    武蔵大学社会学部メディア社会学科 永田浩三ゼミ
後 援:日本原水爆被害者団体協議会
    ノーモア・ヒバクシャ記憶遺産を継承する会
    練馬・文化の会
お問い合わせ先:被爆の声をうけつぐ映画祭実行委員会
 〒150-0002 東京都渋谷区渋谷2-5-12-505 共同映画株式会社内
 TEL 03-5466-2311 FAX 03-5466-2312



 
                                                           


<「シネマDE憲法」関連情報>

「憲法を知ることは、リアルと普遍の間を何度でも行き来すること——『映画で学ぶ憲法』」志田陽子さん(武蔵野美術大学造形学部教授)



 

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