法学館憲法研究所は、憲法を系統的に研究し、個人の尊厳の実現をめざす非政府組織としての自由な研究機関です

法学館憲法研究所

Mail info@jicl.jp
 
今週の一言
憲法情報Now
 憲法をめぐる動向
 イベント情報
 憲法関連裁判情報
 シネマ・DE・憲法
 憲法関連書籍・論文
 ■今日は何の日?
憲法Voice
研究所・客員研究員紹介
中高生のための憲法教室

憲法文献データベース
日本国憲法全文
リンク集
 
事務局よりお知らせ
賛助会員案内
メールマガジン
ご意見フォーム
サイトマップ

憲法情報Now<今日は何の日?>

日本や世界の、人権、平和、憲法に関わる記念日やできごとを広くとりあげています。
 

リンカーン、ゲティスバーグで演説(11月19日)

第16代アメリカ合衆国大統領リンカーンは、南北戦争の最中の1863年の11月19日、有名な「人民の、人民による、人民のための政治」のフレーズを含む演説を行いました。奴隷解放をめぐって戦われた南北戦争のゆくえを決した同年7月のペンシルヴェニア州南部のゲティスバーグの戦いでは、双方で5万人余の犠牲者を出しました。演説は、この戦いの戦死者を弔うために戦争の跡地に建てられた国立戦没者墓苑の墓地献納式で行われたものです。

日本国憲法前文の「国政は…その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する」という文章は、リンカーンの演説に対応した国民主権の3つの要素を挙げています。リンカーンの歴史的な演説の内容をより具体的にわかりやすく表現したものといわれています。日本国憲法前文は、冒頭の文章に続いて「これは人類普遍の原理であり」と謳っています。

これに対して昨年11月に発表された自民党の「新憲法草案」の前文では、国民主権の3つの要素が総て削除されました。「人類普遍の原理」も消えました。確かに、草案を起草した方々も国民主権原理は引き継ぐとは言っています。しかし、人類が歴史的に営々と積み上げ肉付けしてきた「国民主権」の豊かな内容を削除したことにも見られるように、「新憲法」のもとでの「国民主権」の実質は相当乏しいものとならないか、多いに議論する必要があるでしょう。

憲法は歴史の産物です。法学館憲法研究所では、「国民主権」を含めて広く憲法と歴史の関係を学ぶ講座「世界史の中の憲法」を企画しています。

なお、2005年11月14日、このページに「七五三(11月15日)」を掲載しました。

 

[今週の一言][憲法情報Now][中高生のための憲法教室][憲法文献データベース][事務局からのお知らせ]
[トップページ]