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書籍『弁護士 布施辰治を語る ―韓国併合100年に際して』

T・T


 この書籍は、ドキュメンタリー映画『弁護士 布施辰治』撮影の経過に応じ、様々な方が布施辰治について語ったものをまとめたものです。
 布施辰治は戦前から戦後にかけて社会的・経済的弱者や、植民地時代のアジアの人びとの権利擁護に尽くす弁護士・社会活動家として活躍した人物です。
 阿部三郎氏(元日弁連会長)は、弁護士布施辰治の弁護活動を通じての「生きざま」を知ることで、「人道」を原点においた日韓の新しい人的・文化交流の積極的な推進がはかられ、人道面から負の遺産に挑む、戦後処理につながるものも生じるのではないかと述べています。
 法学館憲法研究所の伊藤真所長(=伊藤塾塾長)は、布施辰治は朝鮮人と日本人や、男女の別なく、一人一人を人間として尊重するため、反戦、死刑廃止、労働者の権利、表現の自由そして男女平等普通選挙を実現しようと説いてまわっており、これからの法律家にはこうした歴史の事実を学び、それをふまえて活躍されることを強く期待すると述べています。
 このほかにも多くの方が布施辰治についての人物像、その弁護活動と生き様などを語られています。そこに通底しているのは、「生きべくんば民衆とともに 死すべくんば民衆のために」の言葉通り、生涯を庶民と弱者のために尽くした布施辰治の姿勢を学び、また彼の人類に対する愛を感じ、それを語り継ぐ意義を唱えていることです。
 弁護士布施辰治は、日本国憲法が施行される前から、人権擁護や国際協調主義など日本国憲法の理念を先取りして行動した人物です。その人物像を知ることは、憲法を実践するとはどういうことかを考えるきっかけにもなります。

【書籍情報】ドキュメンタリー映画『弁護士 布施辰治』製作委員会編 日本評論社 2010年5月刊行 定価1,050円(税込)

* 法学館憲法研究所は4月29日(金・祝)に布施辰治の生涯を描いたドキュメンタリー映画『弁護士 布施辰治』の上映会を開催します。こちら

 

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