法学館憲法研究所は、憲法を系統的に研究し、個人の尊厳の実現をめざす非政府組織としての自由な研究機関です

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書籍『就活とブラック企業  現代の若者の働きかた事情』

T・S


 若者の就職難、3年以内の離職率の高さ、などこんにちの若者を取り巻く雇用・労働環境は深刻です。「就職したらひどい目にあうので避けた方がよい企業」を、いま若者たちが「ブラック企業」と呼ぶようになっています。
 本書は大阪過労死問題連絡会が2010年11月17日に開催した、「若年労働者の過労死・過労自殺からみるブラック企業の見分けかた」をテーマにしたシンポジウムの内容をまとめたものです。大学生の就職活動や就職後の状況、過労死・過労自殺問題について、研究者、弁護士、労働組合の役員、NPOスタッフ、若者自身、過労死した若者の遺族が発言しています。
 NPO法人POSSE(ポッセ)の若者への聞き取り調査によると、自分の意志で会社を辞めた割合は86%で、しかも3年以内の離職率は63%にのぼります。この数字をだけをみると、若者は自分の意志で、短期間で離職しているように思われます。
 しかし、さらに聞き取り調査を進めていくと、内実はそうでないいことが見えてきます。実態は辞めさられたにもかかわらず、多くは会社が本人に辞表を書かせているのです。
では、ブラック会社に入ってしまったら、どうしたらいいのでしょうか。対抗手段は、憲法第28条に基づく団体交渉権、団体行動権を活用して「正しくキレる」ことだと中嶌聡氏(地域労組おおさか青年部・書記長)は言います。
 本書は月100時間の時間外労働を明記した時間外労働協定(三六協定)を労働基準監督署が受理している問題性を指摘します。また、多くの会社で労働基準法が守られず、残業やサービス残業が恒常化していることも指摘しています。

【書籍情報】 森田孝二著 岩波書店 2011年3月刊行 定価(本体500円+税)

* 当研究所はDVD教材「中高生のための映像教室『憲法を観る』」の普及を進めていますが、同名のWEBサイトのコーナー「憲法教育を考える」でNPO法人POSSEの代表・今野晴貴さんに語っていただいています。こちら

 

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