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憲法情報Now<憲法関連書籍・論文>

 

書籍『子育て・教育の基本を考える ―子どもの最善の利益を軸に』

T・T

 

 この書籍は、教育学者の堀尾輝久・東大名誉教授の1980年代から現在にかけての講演録や論文が加筆され、編集されたものです。
 子どもが歴史と社会の中でどう見られてきたか、その見方がどのように変化してきたか、また、子どもが成長・発達するとはどういうことなのかが述べられています。そして、これらを通じて子どもの最善の利益を中心とした子どもの権利とは何であるかが述べられています。
 「子ども」とはどういう存在でしょうか。そもそも、子どもは人間扱いされていなかったという歴史がありました。近代市民革命により人権の規定が定められましたが、その時にも女性や子どもなどは人権の主体から外されていました。1948年に世界人権宣言が出されたあと、1959年に「子どもの権利宣言」が出されました。それは、子どもという存在の固有性をふまえ、子どもの世界を中心にしてその権利を深めていこうという思いから生まれたと堀尾教授は述べます。
 そして、日本国憲法を子どもの権利の視点から読むと、前文や9条・25条には子どもが平和のうちに生存する権利(平和的生存権)があり、13条には子どもが成長発達する権利があり、そこには学ぶ権利が含まれ、26条には教育を求める権利があり、それは押し付けの教育を拒否する権利も含んでいる、としています。
 わたしたち大人が子どもを見る目、育てる目を確かなものにしていくことで、子どもにどう接するべきかの道筋が見えてきます。

【書籍情報】 堀尾輝久著 童心社 2007年5月刊行 定価1,680円(税込)

* 子どもたちに憲法の考え方を伝えるために、当研究所は中高生向け映像教材「憲法を観る」の製作に協力し、その普及を進めています。あらためてご案内します。

* 当サイトに搭載している「憲法文献データベース」では様々なキーワードで憲法文献を検索できます。「子ども」に関連する憲法書籍・論文も3桁収載されています。ご案内します。



 

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