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書籍『日米安保は必要か? −安保条約の条文を読んで見えてきたこと』

T・S

 

 日本国憲法の平和主義の考え方と自衛隊・安保条約の存在は矛盾するものですが、国民の意識調査を行なうと、これらを並立して評価する結果が見られます。
 本書は安保条約の条文を解説しながら、在日米軍や自衛隊、日本の安全保障政策の現状を、防衛白書や米軍の情報など豊富な資料やカラーの図や写真によってわかりやすく説明しています。
 いまや日米同盟の実態は日本国土を守るという本来の安保条約からも逸脱し、イラクへの派兵まで進められるに至っています。筆者の大内さんはこれを「安保の再々再々改定」と称しています。
 安保条約は軍事面ばかりでなく、日本が経済政策でも米国に追従する根拠になっています。また、安保条約にもとづく地位協定によって、犯罪や事故を起こした米軍兵に対する日本の権利が制約されています。
 このような実態にも関わらず、なぜ日本国民は米国に対して悪い感情をもたないのか。大内さんは、それは「ケネディ・ライシャワー路線」から始まった米国の対日政策の結果であるといいます。ジャパン・ハンドと呼ばれる米国の対日政策のブレーンと日本の学者・文化人など親米派などによる日米同盟礼賛が意識的に国民にすり込まれてると指摘します。
 本書のベースになっているのは「ねりま九条の会」の学習会での報告です。「攻められたらどうする?」「北朝鮮は何をするか分からない?」などの一般市民の素朴な質問に答えるQ&Aもあり、日米安保や平和憲法に謳われる日本のとるべき外交政策の学習会のテキストにふさわしいものです。

【書籍情報】 大内要三 著 窓社 2011年1月刊行 定価1200円+税

* 当サイトに搭載している「憲法文献データベース」では「日米安保・有事法制」「『国際貢献』論・自衛隊海外派遣」「条約」等のキーワードで文献の検索ができますので、ご案内します。




 

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