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書籍『これでいいのか 福島原発事故報道』

T・S

 

 今回の福島第一原発事故において特徴的なことのひとつは、原発にまつわる様々な事実や事故の危険性がわからなかったことではなく、原発の危険性に警鐘を鳴らす研究者やジャーナリストが長年発信してきたことが、一般国民まで届かなかったことです。
 今や、テレビ・新聞・雑誌も、原発そのものへの疑問の声をあげていますが、これまでは原発を批判することはマスコミではタブーとされ、その安全性を強調する世論操作がおこなわれてきました。そのことが本書では明らかにされています。もっと早く原発の危険性が国民の知るところになり、世論が原発に対して厳しい目をもっていれば、今回の事故も未然に防げたかもしれません。本書は、原発反対の国民の声が大きくならず、原発が各地でつくられるにいたった経緯においてメディアが果たしてきた役割を解明し、その責任とこれからのあり方を問います。
 マスメディアで流されなかった事実や情報、流し続けられた安全神話、事故の隠蔽及びそれを過少に扱う報道、原発に関する真実を語ろうとする人たちへの言論抑圧や懐柔策なども多くのジャーナリストが語っています。
 さらに、いまも続けられている原発の作業員の悲惨な作業実態、中間業者が何段階も入ることによってマージンが抜かれ、作業員の手取りの日当がどんどん引き下げられていく構造も明らかにしています。
今回の不幸な事故は、政府や電力関係者だけでなく、日本のメディア・報道の責任も問うています。

【書籍情報】 丸山重威編・著 あけび書房 2011年5月刊行 定価1600円+税




 

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