法学館憲法研究所は、憲法を系統的に研究し、個人の尊厳の実現をめざす非政府組織としての自由な研究機関です

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書籍『戦争を知らない国民のための日中歴史認識 −「日中歴史共同研究<近現代史>」を読む』

H・O

 

 "日本人がもっと誇りをもって生きていけるよう、日本人自身の手で憲法をつくろう" "かつて戦争をしたとはいえ、日本は中国や韓国に対して何度謝ればいいのか? 日本の歴史を必要以上に自虐的にとらえるのはよくない"等々の気分が日本社会の中にあります。日本の歴史をどう認識するのかは、いまなお重要課題であり、国民一人ひとりにも問われることだと思います。憲法「改正」を唱える政党が国会で多数を占めており、いまこそ大事なことだといえるでしょう。
 2006年、日本・中国の両政府によって「日中歴史共同研究」のプロジェクトが発足し、2010年にその報告書が公表されました。それは、両国間の国家レベルで初となる、公式の歴史対話となりました。日中間の政治レベルで長く論点となってきた歴史認識について、このプロジェクトで一定の合意を得たことの意味は大きいでしょう。この書は、このプロジェクトの報告書の内容、意義などについて様々な歴史研究者が分析し、そして今後の課題を語るものとなっています。日本の中国への侵略の事実などについて、日中間にはなお認識に隔たりもあります。それがプロジェクトの場でどのように議論され、何が合意され、何は保留になったのか、プロジェクトにおける両国の座長(日本側:北岡伸一・東大教授、中国側:歩平・中国社会科学院近代史研究所所長)がその経緯を振り返る論稿も収録されており、興味深いものです。
 過去の日本の中国侵略の事実についての認識を深め、今後の日本社会と日中関係を考える書です。

【書籍情報】2010年12月、勉誠出版から刊行。こちら。定価:本体2,500円+税。編者は笠原十九司・都留文科大学名誉教授。

* 法学館憲法研究所は7月9日(土)に公開研究会「日中関係の歴史と未来」を開催します。こちら。この研究会では上記「日中歴史共同研究」プロジェクトの中国側座長を務めた歩平・中国社会科学院近代史研究所所長に講演していただきます。このプロジェクトで焦点となった問題やプロジェクト報告書についての中国国内での評価などもお聞きでき、有意義な機会になるでしょう。ご案内致します。(法学館憲法研究所事務局)




 

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