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書籍『日中関係 戦後から新時代へ』

T・S

 

 戦後の日本と中国は、米ソ冷戦構造の中で、国交がない時代が続きましたが、1972年の国交回復後は、経済面では相互依存を深めながら、外交面では、歴史観問題・教科書問題・首相の靖国参拝問題・尖閣諸島の領有権問題などでしばしば対立してきました。
 本書は、日中関係の再構築のために、はじめに半世紀に及ぶ日本と中国の関係の歴史を振り返ります。日中関係もまた世界各国の外交などの影響を受けてきましたが、筆者は特に、米国の外交政策や台湾の存在が、日中関係正常化を制約してきたと分析しています。
 日中関係が大きく動いたのは米中の接近からですが、筆者は、その外交交渉の経緯を追いながら、当時米中が共通して、日本の軍国主義復活を警戒していたことを指摘しています。
 そしてまた、1972年と2005年の時期を比較しながら、世論が顕在化することのなかった日中国交正常化当時に比べ、こんにちの中国では世論が政府の政策に及ぼす影響力が極めて大きくなっていること、そしてその世論は、論理より情に流れやすいという危険性があることを指摘しています。この傾向は本書発行から5年たった現在、急速なインターネットの普及でさらに強まっているといえます。
 日中関係の再構築について日中の政治家・研究者・一般市民に問う書です。

【書籍情報】 毛里和子著 岩波書店 2006年6月刊行 定価(本体800円+税)

* 当研究所は7月9日(土)に日中関係の歴史を検証する公開研究会「日中関係の歴史と未来」を開催しますので、ご案内します。こちら




 

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