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書籍『若者に伝えたい 中国の歴史  −共同の歴史認識に向けて』

H・O

 

 2011年7月1日、中国共産党が創立90周年を迎えました。かつて日本の侵略を受けた中国は、戦後この共産党が政権を獲得し、こんにちまで続いています。一方日本は、中国などへの侵略への反省をふまえて日本国憲法を制定し、日中の国交回復も果たしました。1990年代の頃からは中国経済が成長し、中国の国際的な地位が高まり、日本国内にはいままた「中国脅威論」が頭をもたげてきています。今後の日本社会と国際社会を展望する時、中国の今後はいよいよ注目されます。
 本書は中国の歴史家が日本の学生や市民に向けた中国の歴史書です。中国の歴史をコンパクトに、そして写真や図表も多用してわかりやすく解説しています。
 中国は共産党の支配のもとで、市民や知識人の言論の自由が制約されているも言われますが、本書ではこんにちの共産党政権の歴史についての否定的な評価も記されています。そこには歴史を事実に即して客観的にとらえる姿勢がうかがえます。
 中国についての歴史書は数多くありますが、本書は「中国と日本の文化交流」(第2部)の歴史を詳述していることも特徴だと思われます。著者たちがその交流をさらに広げたいとの思いからでしょう。
 著者を代表して歩平氏が「発刊の辞」で次のように記しています。
「戦争の終結後、とりわけ中日の国交正常化ののち、中日両国は経済、政治、文化、教育など各方面で新たな交流を始め、両国の有識の士は戦争のもたらした両国の国民の傷を癒すことに努めたが、両国の関係にはいまなお人意を尽くせないところが少なからず残っており、不協和音も少なくない。歴史認識の問題こそその重要なポイントにほかならない。」
 中国の歴史と、そして長年にわたる日中の交流の歴史をあらためて学んでいきたいと思います。

【書籍情報】2008年、明石書店から刊行。著者は歩平氏、劉小萌氏、李長莉氏(いずれも中国社会科学院近代史研究所研究員)。定価は本体1,800円+税。




 

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