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憲法情報Now<憲法関連書籍・論文>

 

書籍『福島は訴える』

H・T

 

原発事故の被害を受けた福島県の方々から告発と訴えをまとめた書籍が出版されました。
冒頭、中学生の叫びから始まります。「放射能を身に付けているということでか、別の旅館に移された」。「家族の絆が分断されていくように感じられてなりません。」

プロローグでは、吉原泰助さん(福島大学元学長、福島県九条の会代表)が、原発「巨大人災」の輪郭、憲法=人権侵害、大震災・原発事故を「奇貨」として長年の懸案事項である道州制・消費税増税・議員定数削減・改憲などが一気に解決されようとしていることなどを巨視的に語っています。

第1部「『くらし』と『子育て』の破壊」は、学校、保育園、医療の現場などからの報告です。警戒区域から首都圏に避難して来られた中里範忠さんは「ふる里喪失」を戦時の記憶と重ね合わせています(「法学館憲法研究所報」第5号から転載)。

第2部「『なりわい』の破壊」では、農業、畜産業、漁業などが壊滅的な状況になっていることが15人の方々から語られています。原発労働の多重請負、多重派遣、使い捨てなど危機的な状況は新聞等ではあまり報道されていません。根本敬さんは、農業問題を詳細に論じています。

第3部「自治体の対応と除染に向けた住民の取り組み」は、村や町の復興と人の再生の切実さを伝えています。

エピローグでは真木實彦福島大学名誉教授が、原発導入のいきさつから詳細に論じています。アメリカの核政策の一環として安全性を無視して拙速に持ち込まれた経過がよくわかります。

現地でなければわからない具体的な事実と日本の原発政策という大局的な問題を自分事として結びつけて考えるのに大変役立ちます。

【書籍情報】 
福島県九条の会編 かもがわ出版 2011年11月30日発行 定価:1600円+税



 

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