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論稿「私の体験的日本論 −憤慨と感動  良心的マイノリティとの出会い」

H・O


 軍事政権下の韓国で、金大中氏をはじめとして当時政府から過酷な弾圧を受けた人々の弁護にあたり、自身も反共法違反とされて拘束・起訴、弁護士資格剥奪などの弾圧を受けた韓勝憲弁護士。韓弁護士は日本で差別・抑圧されていた在日韓国人・朝鮮人を支援する活動にも力を注ぎ、たびたび来日しました。この論稿は韓弁護士が交流した日本人を紹介しつつ、日本社会と日韓関係の真の発展への課題を提起しています。
 殺人犯とされて無期懲役の判決を受けることになった在日韓国人の弁護にあたった正木ひろし弁護士、在日韓国人に対する就職差別を是正させた中平健吉弁護士、在日外国人指紋押捺を廃止させる運動に献身した人々、過去の日本の朝鮮支配を謙虚に反省した北海道大学の研究者たち、などについて、韓弁護士が実際の交流をふまえて、こうした人々の姿勢に深い感動を覚えたことを明らかにしています。そして、こうした人々が過去の日本の朝鮮支配の誤りに向き合っているという共通性を指摘します。
 韓弁護士は、過去の日本の朝鮮支配への反省に欠ける日本の政治家などに憤慨しながら、上記のような日韓の民衆レベルでの真の連帯が歴史を前進させると説きます。そして、侵略と差別の被害者のために力を尽くす良心的日本人が社会のマジョリティーになっていくことへの期待を表明しています。
 洞察力と人間力に溢れたメッセージです。
 この論稿は雑誌「世界」(岩波書店)2008年9月号に収載されています。

<韓勝憲弁護士関連情報>
韓勝憲著『分断された法廷——南北対立と独裁政権下の政治裁判』
論稿「金大中氏の苦難と日本 −『拉致事件』と『死刑宣告』」(韓勝憲)

* 韓勝憲弁護士などが6月9日(土)、来日し講演します。こちら。参加者に素晴らしいメッセージをいただけること間違いありません。多くの方々にご参加いただきたいと思います。



 

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