法学館憲法研究所は、憲法を系統的に研究し、個人の尊厳の実現をめざす非政府組織としての自由な研究機関です

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書籍『東日本大震災と憲法 − この国への直言』

H・O


 水島朝穂教授は実に行動力のある憲法学者です。東日本大震災の現場に足を運び、被災者の声に耳を傾け、新聞その他の報道をこまめにチェックし、憲法の視点でそれらを整理・分析し、毎週WEBサイトで提言する(水島朝穂の「平和憲法のメッセージ」の「今週の直言」)、誰にもなしえない極めて重要な役割を果たしています。
 水島教授の行動・提言はメディアで働く者など水島ゼミの多くの卒業生や、全国各地での講演で知り合った人々とのネットワークによって、より深く鋭くなっていることも特長です。
 水島教授は講演や書籍で諸問題を語る際、具体的な"証拠品"などのグッズや写真などを示し、人々が諸問題をリアルにイメージできるようにしてくれますが、本書にも多くの協力者から提供された、震災の現場に関わる様々な写真も収載されています。
 本書には、水島教授が自ら被災地に出向いて収集した現地の実情、被災者の声、様々なアクターの救援活動の様子、これらを憲法の視点でどう考えるか、が綴られています。
 そして、震災からの復旧・復興の原則について、阪神淡路大震災での経験をふまえた浦部法穂・神戸大学名誉教授(=法学館憲法研究所顧問)の提言(法学館憲法研究所のWEBサイト「浦部法穂の憲法時評」「復興に向けての原理原則」(2011年4月21日))を示しながら、政府・自治体・民間の役割などについて語っています。長く日本国憲法の平和主義について語ってきた水島教授の自衛隊や米軍の東日本大震災への関わりについての分析は特にリアルで出色です。
 「法学館憲法研究所報」5号に「東日本大震災後のアジアと日本 −憲法の視点から」という水島教授の論文が収載されていますが、本書は水島教授がそこで強調した、日本が真にアジアと世界に開かれた国になるべき展望で締めくくられています。

【書籍情報】
2012年2月、早稲田大学出版部から刊行。著者は水島朝穂・早大教授(=法学館憲法研究所客員研究員)。定価は本体940円+税。

<法学館憲法研究所事務局から>
 9月15日(土)、「平和と憲法 − "武力なき平和"のリアリティ」と題して水島朝穂氏(早稲田大教授)が講演し、当研究所の浦部法穂顧問(=神戸大学名誉教授)と対談します。こちら。水島教授はここでも日本国憲法の平和主義の展望について、様々な"現場"のリアルな現実をふまえつつ、説得的に提起していただけること間違いありません。多くの方々にご参加いただきたく、ご案内します。



 

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