法学館憲法研究所は、憲法を系統的に研究し、個人の尊厳の実現をめざす非政府組織としての自由な研究機関です

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書籍『武力なき平和 −日本国憲法の構想力』

H・O


 平和をめぐる動向を憲法の視点で日常的にウオッチし、鋭い警鐘を発し、多くの人々に憲法の平和主義の考え方の真髄を語り続ける水島朝穂教授(早大)。
 水島教授は1997年以降、「平和憲法のメッセージ」を開設し、毎週「直言」を発していますが、本書はその直前期に、さまざまな雑誌・新聞等で市民・学生向けに語った論考を収載したものです。
 1990年代、冷戦が終結するも、湾岸戦争が勃発し、それを機に、ついに「国際貢献」の名のもとに、自衛隊の海外派遣が断行される状況になりました。阪神淡路大震災(1995年)を機に自衛隊に対する国民の「評価」が「高まり」、自衛隊が日米安保体制の再編・強化に組み込まれていき、こうした状況に呼応した改憲論が唱えられ始めました。本書はこうした日本社会をめぐる大転換に対する考え方を説くものとして刊行されました。
 書き下ろしの「軍事力によらない平和」が収載されているのは本書の大きな魅力です。「戦争放棄・戦力不保持」を謳った日本国憲法に対しては、制定後早い時期から、「では、万が一他国から攻められることがあったらどうするのだ」という批判・疑問も出されてきました。このことに対して水島教授は本書で、「『戦力によらない平和』の三つのコンセプト」を提起しています。
 ここでは水島教授の提起をあえて紹介しません。それは、このことを国民一人ひとりが考え、自分なりの考え方を整理することが、真の平和の実現に結びついていくと思うからです。自分なりに考えてみた上で、多くの方々に本書を読んでいただきたいと思います。

【書籍情報】
1997年、岩波書店から刊行。著者は水島朝穂・早大教授。定価は本体2,000円+税。

<法学館憲法研究所事務局から>
 9月15日(土)、「平和と憲法 − "武力なき平和"のリアリティ」と題して水島朝穂氏(早稲田大教授)が講演し、当研究所の浦部法穂顧問(=神戸大学名誉教授)と対談します。こちら。水島教授はここで「『戦力によらない平和』の三つのコンセプト」の今日的なあり様も語っていただけるでしょう。多くの方々にご参加いただきたく、ご案内します。



 

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