法学館憲法研究所は、憲法を系統的に研究し、個人の尊厳の実現をめざす非政府組織としての自由な研究機関です

法学館憲法研究所

Mail info@jicl.jp
 
今週の一言
憲法情報Now
 憲法をめぐる動向
 イベント情報
 憲法関連裁判情報
 シネマ・DE・憲法
 憲法関連書籍・論文
 ■今日は何の日?
憲法Voice
研究所・客員研究員紹介
中高生のための憲法教室

憲法文献データベース
日本国憲法全文
リンク集
 
事務局よりお知らせ
賛助会員案内
メールマガジン
ご意見フォーム
サイトマップ

憲法情報Now<憲法関連書籍・論文>

 

論文「日本の空と米軍の欠陥機」

H・T


 米軍機オスプレイ(ロータリー式の垂直離着陸輸送機「V-22」の愛称)の日本各地の米軍基地への配備が重大な局面を迎えています。
 米軍機による低空飛行訓練が日本で頻繁に行われるようになったのは、1980年代後半以降です。アメリカ本土での人口密集地泰での低空飛行訓練は禁止され、制限された航路図に示された空域でのみ、また、ほとんど日中に実施されています。しかし、日本では昼夜を問わず、どこでも、かつ高度30メートルという超低空を含む無制限な方法で行われ、各地で被害を与えてきました。
 オスプレイは、回転翼航空機として日本の航空法で義務付けられている機能を備えておらず、また、アメリカの試験飛行でも多数の死亡事故を起こし未完成な飛行機であり、これまで以上の甚大な被害が発生することが予想されています。

 そのため、沖縄をはじめ全国の自治体から配備に反対する声が次々と上がっています。これまでになかったことです。

 しかし、野田首相は7月16日、「配備は米政府の方針であり」日本から物が言える話ではないという立場です。確かに、日米間の約束では配備は事前協議の対象にならず、日本が異論を唱えることはできません。

 オスプレイの運用や低空飛行の実態が詳細に紹介されており、日米安保条約やそれに基づく公開非公開の約束事を見直すべきではないか、という声が高まっている現在、好個の論文です。
 
【論文情報】
「世界」2012年9月号所収 筆者は布施祐仁氏 岩波書店 840円(税込み)

 

<法学館憲法研究所事務局から>
 9月15日(土)、「平和と憲法 − "武力なき平和"のリアリティ」と題して水島朝穂氏(早稲田大教授)が講演し、当研究所の浦部法穂顧問(=神戸大学名誉教授)と対談します。こちら。日米安保条約をめぐる諸問題など、日本国憲法第9条を活かす道が語られることになります。多くの方々にご参加いただきたいと思います。



 

[今週の一言][憲法情報Now][中高生のための憲法教室][憲法文献データベース][事務局からのお知らせ]
[トップページ]