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論文「投票価値の平等、議員定数、選挙制度を考える基本的前提」

H・O


 最高裁判所は選挙権の平等、議員定数不均衡の是正にはそれなりに積極的判断を下してきました。それは国会の正当性の担保には欠かせないとの判断がありそうで、それ自体は当然であり、選挙権の平等の実現はいよいよ国会の緊急課題とされるべきです。
 森英樹教授(名古屋大学名誉教授。この論文の執筆当時は龍谷大学法科大学院教授)はこうした選挙権の平等の意義を確認しつつ、国民の参政権をめぐる重要課題である議員定数と選挙制度を考える"基本的前提"を提起します。
 議員定数削減が当然という風潮の中で、日本の議員数はむしろ少ないことを具体的に立証しています。「そこそこの割合で支持を得ている政党・・・が比例的に議席を確保する議席数」が念頭におかれて議員定数と選挙制度が検討されるべきことを説きます。
 森教授はこうした制度を考える大前提となる、憲法の諸規定の基本的な趣旨やそれに違背している公職選挙法の問題点も明らかにしながら、昨今の議員定数削減論の誤りを鋭く批判しています。
 そして、こうした政治状況をつくりだす政治家を国民が選んでしまっていることについて問い返す必要性で論文を締めています。
 憲法学についての深い研究に加え、幅広い教養と時事問題への深い洞察によって、またユーモア溢れる語り口で聴衆を引きつける話をする森教授ですが、この論文も溜飲が下がる内容になっています。

【論文情報】
筆者は森英樹名古屋大学名誉教授(執筆当時は龍谷大学法科大学院教授)。「法学館憲法研究所報」第4号(2011年1月発行)所収。

 

<法学館憲法研究所事務局から>
 11月4日(日)、「政治と憲法 − 選挙制度・政党のあり方」と題して森英樹氏(名古屋大名誉教授)が講演し、当研究所の浦部法穂顧問(=神戸大学名誉教授)と対談します。こちら。こんにちの政治をめぐる問題状況を憲法の視点で深く考える場になります。多くの方々にご参加いただきたく、ご案内します。



 

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