法学館憲法研究所は、憲法を系統的に研究し、個人の尊厳の実現をめざす非政府組織としての自由な研究機関です

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憲法情報Now<憲法関連書籍・論文>

 

書籍『自民党改憲で生活はこう変わる −草案が目指す国家像』

H・O


 自民党が2012年4月に公表した「日本国憲法改正草案」(PDF)のように憲法が「改正」されたら国民の生活と社会はどのように変わるのかを明らかにし、警鐘を鳴らす書です。
 著者である飯室勝彦さんは自民党の草案のすべての条文とそれを解説した「Q&A」(PDF)を丹念に解剖し、その問題点と危険性を鋭く暴いています。特に、草案の中核的内容となる、天皇元首化、国防軍創設、個人の軽視と公益重視、立憲主義の否定、などが意味することを掘り下げています。飯室さんは2006年に『敗れる前に目覚めよ −平和憲法が危ない』(花伝社)(関連情報)という本で、自民党などによる改憲への動きに国民が抗すべきことを訴えましたが、いっそうの危機感を強めるべきと考え、この本を書いたと述べています。国会で改憲勢力が圧倒的多数となっている状況などを直視すべきということでしょう。
 飯室さんは中日新聞の論説委員として1000を超える社説を書いてきました。飯室さんは時々の重要問題について論述する際、憲法の視点を重視してきたと言います。この本にも最近飯室さんが書いた、憲法に関わる社説が多く掲載されています。
 新聞の社説は一般の記事とは違い、政府や関係機関などの発表やそれに対する各界の反応などを紹介するだけでなく、その問題をどう考えるべきか、という主体的な主張・見解が含まれるものだと思われます。そこには書く人の社会観や人生観も反映されることになるでしょう。飯室さんは自分が書いた社説に同僚の論説委員が異を唱えることは一度もなかったと言います。その社説には、論理的な説得力や人々の心を揺り動かす問題提起があるからなのでしょう。この本に掲載された社説もそれぞれ含蓄のある内容になっています。

【書籍情報】
2013年6月、現代書館から刊行。著者は飯室勝彦さん(中日新聞論説副主幹、中京大学教授などを歴任)。定価は1,300円+税。

 

<法学館憲法研究所事務局から>
 当研究所は自民党などによる改憲の動きに対してDVD「STOP戦争への道」の製作にあたり、普及をすすめています。上記書籍の内容・思いと通じるものだと思われますので、ご案内します。

 

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