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書籍『自民党憲法改正草案にダメ出し食らわす!』

H・O


 自民党憲法改正草案(2012年4月)の問題点・危険性を解明する書籍が少なからず出版されており、この書もその一つです。ですが、ここではこの書の大きな魅力である、法学館憲法研究所の伊藤真所長(=伊藤塾塾長)と「改憲派」小林節・慶応大教授の対談について紹介したいと思います。
 本書で二人は「自民党憲法改正草案はなぜダメなのか」を語り合い、「ダメ出し食らわす」のですが、各論では微妙な、あるいは決定的な違いも浮き彫りになります。
 小林教授は「私は…天皇を元首と明記すること自体はかまわないと思います」「私は、九条を改正して戦力と交戦権を明記することに原則的に賛成です」「集団的自衛権はどうどうと認めておいたほうが、むしろ戦争を抑止する効果がある」「(自民党憲法改正草案が)『公共の福祉』を『公益および公の秩序』と言い換えたことそれ自体は、言葉の選び方に過ぎないので、議論の余地はあると思います。全面否定することはない」「緊急事態条項そのものは必要ですよ」等々と述べます。これらに伊藤所長がどう反論・コメントしているのかは実際に読んでみて欲しいところです。読者は、それは明確に反論すべきとか、あるいは小林教授の言い分ももっともとか、様々な評価をすることになるでしょうが、このような論点を直接に議論し、意見の違いと共通点を確認していくことが大事なのだろうと思います。そのような議論は憲法というものについての基本的な理解・認識を深めること間違いありません。

【書籍情報】
2013年7月、合同出版から刊行。編者は小林節・慶応大教授と伊藤真・法学館憲法研究所所長(=伊藤塾塾長)。定価は本体1,300円+税。
合同出版からの案内はこちら



 

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