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書籍『日韓の現代史と平和・民主主義に思う −両国の支配勢力の誤った歴史認識を超えて』(その1)

H・O


 韓勝憲(ハン・スンホン)弁護士を知る日本人は限られているでしょうが、韓国では最も知られた弁護士の一人です。
 韓弁護士は軍事政権時代に、後に大統領となる金大中氏をはじめ、政府から弾圧された人々のほとんどの弁護にあたりました。自身も投獄され、弁護士資格を剥奪されることもありました。そのような弾圧に屈せず、ついに金大中氏や韓弁護士をはじめとする多くの人々が1987年に民主化を実現しました。このたたかいを経た韓国の多くの人々がずっと韓弁護士の仕事と姿勢を称えているのは当然のことなのでしょう。
 韓国社会では、当然紆余曲折を経ながらも、民主化を推進した人々とそれを支持する国民の力が政治に大きな影響を及ぼしています。その状況は日本社会と大きく異なっています。日本は戦後に民主化を実現しました。そこには戦前・戦中の民主化を求める日本国民のたたかいが反映していますが、やはり民主化は当時の国際社会と占領軍に負うところが決定的だったと言えるでしょう。その結果民主化を手にした日本国民と、まさに人々が命がけで民主化を勝ち取った韓国社会とでは、人々の政治への向き合い方や民主化に献身した人々への尊敬の念、民主化によって制定された憲法への思い入れなどの差は歴然としていると思われます。このような視点に立つならば、韓国における韓弁護士のたたかいと思想に日本人が学ぶ意義ははかり知れないのではないでしょうか。
 このたび刊行された韓弁護士の著書『日韓の現代史と平和・民主主義に思う −両国の支配勢力の誤った歴史認識を超えて』の内容は次回紹介します。

<つづく>

【書籍情報】
2013年11月、日本評論社から刊行。著者は韓勝憲・韓国弁護士。定価は税込み2,625円(本体価格2,500円)。



 

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