法学館憲法研究所は、憲法を系統的に研究し、個人の尊厳の実現をめざす非政府組織としての自由な研究機関です

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書籍『日本の教育はまちがっている! −グローバル化時代に生きるために』

H・O

 日本の教育を国際人権法に照らして検証する本です。
 世界人権宣言は、すべての人の教育を受ける権利を謳い、そして国連の社会権規約には中等教育・高等教育の「無償教育の漸進的導入」も規定されています。日本では、2009年に政権交代を果たした民主党がようやく高校の授業料の無償化を実施しましたが、いま政権を奪還した自民党はその逆方向の政策をとりはじめています。
 世界人権宣言は、国籍などの違いがあっても子ども達の教育を受ける権利は保障されることも謳っています。しかし、日本に住む外国人の子ども達の4分の1は就学していないという現状があります。日本政府はこの問題にも冷淡です。朝鮮学校への差別も続いています。
 世界人権宣言には、ナショナリズムに偏することなく「万人のための教育」が行われるべきという趣旨の規定もありますが、いま日本政府は愛国心教育をすすめています。
 憲法98条2項によって、日本政府は条約を遵守する義務を負っています。著者の戸塚悦朗さんはこの本で、こうした教育分野における日本政府の対応は憲法に違反すると指摘しています。
 このような状況の背景に、国民の中に国際人権法についての認識がまだまだひろがっていないことがあると思われます。その克服のためには、私たちが国際的視野や外国人との共生という感覚を培っていくことが大事ではないでしょうか。そのようなことを考えさせてくれる本です。

【書籍情報】
2013年10月、アジェンダ・プロジェクトから刊行。著者は戸塚悦朗さん(元龍谷大学教授・弁護士)定価は500円+税。

*戸塚悦郎さんには以前当サイトで「平和の実現のため、国際機構の活用を」と語っていただいています。



 

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