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憲法情報Now<憲法関連書籍・論文>

 

書籍『天皇と日本国憲法 −反戦と抵抗のための文化論』

H・O


 著名な作詞家であり、直木賞作家でもあるなかにし礼さんの書です。自民党による憲法「改正」の動きに憤り、それを阻まねばならないとの訴えが綴られています。大病を患い、余命いくばくかとまで告げられながらも、体調を回復し、いま主張しなければという思いが込められた渾身の問いかけです。
 本書のタイトルにあるように、なかにしさんの憲法への思いは天皇についての考えを結びついているようです。なかにしさんの本書での問いかけは、自民党の改憲案とその思想は天皇も承服しないであろうという意味合いでも認められない、ということのように見受けられます。国民の中には天皇問題について幅広い考え方がありますが、なかにしさんの立場は今般の憲法「改正」の動きに懸念する人々とも共有できるものであり、それは憲法「改正」反対の運動にも寄与するものだと、筆者は思いました。
 本書の後半部分の多くを占める、なかにしさんの文化・芸術論は高度で、そのような関心や素養を培った上で改めて読んでみたい、という感じではありますが、なかにしさんはその日本文化論に照らしてみても自民党の改憲案は受け入れ難いものだとも表明しています。なかなか興味深く感じられました。

【書籍情報】
2014年2月、毎日新聞社から刊行。著者は作詞家であり作家である、なかにし礼さん。定価は本体1,500円(税別)。

<法学館憲法研究所事務局から>
当研究所も製作に協力したDVD「STOP戦争への道」はなかにしさんの反戦の思いとも通じるものだと思われます。ご案内します。


 

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