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書籍『社会を変えるには』

S.K

 

 集団的自衛権行使容認の閣議決定、辺野古の新基地建設、盗聴法改悪等、いま日本は戦争のできる国へひた走っています。あの悲惨な戦争を二度と繰り返してはならないという強い思いから、何とかこの状況を変えたい、社会を変えたいと、多くの方々が日々奔走しています。しかし内閣支持率は下がらない。様々なシンポジウムに参加すると、私たちは今後どのような運動を展開したらよいかという質問がなされることが多々あります。行き詰っている人は少なくないのではないでしょうか。
 この本は、歴史的、社会構造的、思想的に、いま日本で起きていることがどういうことなのか鋭く考察されています。
 まず、現状を的確に把握した上で、3.11以降、原発問題を中心とした社会運動が日本社会での位置づけを考察しています。先進国の社会運動がどのようになされてきたかを踏まえつつ、戦後日本の社会運動の歴史から現代を位置づけます。
 そして、そもそも民主主義とは何か、代表を選ぶとはどういうことなのか、古代ギリシャに遡って考察し、それがどう行き詰っているのか的確に指摘します。その上で、社会を変えるとはどういうことなのか、ギリシャ思想、近代政治学、現代思想から本質を探り、結論まで分かりやすく提示する。社会学の社会運動研究で出てきた理論も紹介されており、今後社会運動をする上で参考になります。
 本書は、秘密保護法や集団的自衛権行使容認の閣議決定などがなされる前の2012年8月20日に発行された本であり、当HPでも紹介した本でもありますので、既に読まれた方も多いと思いますが、普遍的な真理を追究していますので、もう一度読み直してみると今後の活動の手がかりをつかむことができるのではないでしょうか。

【書籍情報】
2012年8月、講談社から刊行。著者は小熊英二。定価は本体1300円+税。


 

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